推しは推し以上になるべきでないし、なれない
いつだったか、推しは推しとして出会った限り推し以上の関係になることはできないということを聞いたことがある。
非常にそうであると思う。
推しとして出会うことによって、
その人に対する理想は天より高くなる。
しかし、その人と万が一繋がっていしまい
ひとつでも残念な部分を見つけてしまったとき
その悲しさは地より深くなる。
しかし、一度掲げた理想を取り壊すということは難しく
その地より深い欠点からは目を背け
天より高い理想だけにすがり付いてしまう。
こんなに残酷なことがこの世に存在していても良いのだろうかと
時々思う。
アルバイト先に推しの先輩がいた。
推しとは推し以上の距離間で近い付いてはいけないという教訓を胸に、
あえてほとんど話さないようにしていた。
残念な部分を見たくない。
高い高い理想だけ掲げていたいと思っていた。
しかし、画面を通さないその距離感の推しというのは
推しと言う言葉を言い訳とした
結構好きな人であったのかもしれない。
それに気がついたのは
自分に全く気がないという現実を突きつけられた時だった。
遅かったみたい。。。
いつだって人間との距離感は難しい。
遠すぎても苦しいし、
近すぎても苦しい。
その難しさを取っ払って心を許せる人にいつか出会ってみたい。
多分しばらく無理かな。
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