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【群動詞】これを使うと会話しやすくなる
「群動詞」って聞いたことありますか?日本語で「~詞」と表現すると一気に難しく聞こえますが、
動詞と前置詞や副詞が組み合わさって一つの新しい意味を持つかたまり
が群動詞と呼ばれています。「look after(世話をする)」や「go on(続ける)」等がこれです。
英語圏の方は流れるように群動詞を使います。元々の動詞からは想像もできない意味になる事もあるので、一般動詞と同じようにこちらの意味も覚えておかないと会話に取り残される事もあります。ただ、皆が使うという事は、それだけ便利なものだという事です。これを使いこなす事で表現の幅が広がってコミュニケーションがとりやすくなります。
もう少し群動詞について説明します。このかたまりは、動詞+前置詞(副詞)というような複数の単語がセットで一つの動詞のようにはたらきます。
そのため、実は動詞の後に前置詞がくるからと言っても、それがシンプルな動詞+前置詞からできた第一文型(S+V)だとは限りません。群動詞の場合は、文型が変わる可能性があります。
シンプルな動詞+前置詞と群動詞の違いですが、これは、
動詞と前置詞がそれぞれ独立した意味を持つか
動詞と前置詞や副詞が組み合わさって一つの新しい意味を持つか
によって判断ができます。
例えば、
He went to the field.
(彼は畑へ行きました。)
という文の「went」は「行った」、「to」は「へ」という独立した意味を持っています。日本語訳にも直接反映されていますね。
そのため、to以下は修飾語であり、この文は第一文型(S+V)になります。
一方で、
He went through a lot of hardships.
(彼は多くの困難を経験しました。)
という文では「went through」がセットになり「経験した」という新しい意味になっています。そのため、「went through」というひとまとまりが群動詞としてVになり、「a lot of hardships」が目的語(O)となる第三文型(S+V+O)になります。
群動詞かそうでないかを判断するためには、ボキャブラリーを増やすことが大切です。でも、一般動詞を覚えるだけでも大変なのに、群動詞まで頭が回らない・・・という方、大丈夫です。群動詞を使わなくても、一般動詞だけで十分に会話は成立します。
ただ、どこかのタイミングで、「もっとスマートにこれを伝えたい・・・」と感じる時が出てきます。その時に群動詞を使えるようになると一気に英文のレベルが上がるのを感じると思います。余裕ができたタイミングで覚えてみてください。表現できる事がどんどん増えていきますよ。
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