【ニュースメモ】移行期にあるフィンランドのリモートワークと「フレックス・ウォッシング」
本日のフィンランド国営放送yleのニュースより。
「テレワークは約束されたが、今は週に数日はオフィスにいなければならない - フレックス勤務はワーキングライフの新しい現象だ」
フィンランドでもコロナ禍を機に一気にリモートワークが進んだようだ。トゥルク大学も以前はリモートワークを基本的に禁止していたが、コロナ禍を経て許可されるようになったと上司から聞いた。実際に、私の所属する研究室はボスを含めほぼ全員リモートワーク中でトゥルク市外に住んでいる。リモートワークは若い世代や子育て世代に特に支持される働き方となった。
そんな中、従業員をオフィスに戻したい雇用主とリモートワークをしたい従業員の駆け引きが記事になっている。
フレックス・ウォッシング
企業のグリーン・ウォッシング(環境配慮をしているように装いごまかすこと)と同様に、求人広告ではフレックス勤務が可能であると謳いながら実際には、フレックス勤務に制限があることを「フレックス・ウォッシング」と呼ぶようだ。
フレックス勤務が可能と聞いていたのに、実際には許可される人とされない人がいたり、出勤を強要されることが問題となっているとの別の記事もあった。
フィンランドの法律にはリモートワークに関する個別の法律はなく、リモートワークの概念も法律で定義されていないそう。私も先日トゥルク大学と雇用契約を結んだ際、リモートワークについて何も記載されていなかった。確認すると、全ては上司と相談して決めてくれとのことだった。
記事では、すべての企業が行うとは限らないものの、リモートワークについて書面による契約が望ましいと述べられている。
記事の最後の記述が面白かった。
フィンランド人がリモートで働くときに最も人気のあるアクティビティ
洗濯: 47%
クリーニング: 37%
仕事をしているふり: 19%
テレビを見る: 18%
睡眠: 12%