フィンランド南部の保育園に通う娘の服装
私は、フィンランド南部の町トゥルクで博士研究員をしています。娘がフィンランドの保育園に通うようになって1年が経過しました。
以前、私の防寒についてnoteを書いたところ反応を頂けているので、今日は娘の保育園の服装についてご紹介します。
娘の冬の服装もまた未知の領域でした。子供服はすぐサイズアウトしますし、西日本用の冬服では歯が立たないだろうと思い、現地調達する算段で渡航しました。
入園前の面談で、1年間の服装についてまとめられたプリントを先生からいただきました。フィンランドの保育園は外遊びを推奨しており、適切な服を着せて外で遊ばせることが保育園や親の責務です(という空気を感じます)。娘が入園した秋から順に記載します。
秋の服装(20–10度ごろ)
基本の装備
ウィンドブレーカー、キャップ帽、スニーカー
秋の雨の日用
フィンランドの秋は雨が多く、雨用パンツ、雨用コート、レインブーツが必要です。保育園のロッカーに置いています。
雨用パンツ
雨用コート
冬の服装(10度-)
基本装備
冬用オーバーオール、ニット帽、手袋、冬用ブーツ
フィンランドの冬は長く、今年は10月に入ってすぐ娘にオーバーオールを着せました。このタイプの上着をフィンランドの子供はほぼ全員きており、もはや制服です。去年は10月から4月ごろまで着用しました。
氷点下の時期はこの下にフリースのオーバーオールを着せます。
冬用ブーツ
防水性が高く、裏起毛の暖かい冬用ブーツを購入しました。
その他装備
気温が氷点下近くなると、頭からかぶせ顔だけ露出させるアイテムを着用している子もよく見かけました。
https://www.lindex.com/fi/p/3003269-1715-ruskea-huppupipo-merinovillaa
その他、適切なアイテムがいろいろあるようでしたが、1年目は様子を見ながら以上の服装で冬を越しました。
春の服装
基本的には秋に準じます。日差しが強くなってくるので、日焼け止めをロッカーに置いておくよう言われました。サングラスも必要に応じて着用します。
夏の服装
気温が20度以上ごろになると、大人もみなこぞって軽装を楽しみます。サマードレスや麦わら帽子、サンダルでサマーガールなおしゃれを楽しむ女の子を多く見かけました。
その他
日本の保育園と異なると感じたのは、室内ばきです。娘が以前通っていた日本の保育園では室内では裸足が推奨されていましたが、フィンランドでは靴下+室内ばきが必須でした。
フィンランドは室内で靴を脱ぐ習慣があり、子供の室内遊び場も入場に靴下が必須です。
感想
1年目はどこに行けばアイテムが手に入るかもわからず、気候の変わるタイミングも掴めず、娘も新しい服装に馴染めずで大変でした。
また特に冬用アイテムは一つ一つが結構なお値段なので、円安とも重なり家計を圧迫しました。フィンランドはセカンドハント(リサイクルショップ)が人気で子供服用の専門店もいくつかあるようです。
K-city marketやPrisma等の大型スーパーや、Lindexというファッションメーカーでアイテムを購入しました。
以上、フィンランドの保育園に通う娘の服装についてご紹介しました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。