ラジオを聞きながらのバレー観戦(ブレイザーズvsサンダーズ)
2025年、私のバレー初めはここから
1月4日(土)堺ブレイザーズvs広島サンダーズin日本製鉄堺体育館
ラジオ企画について
今回は自由席だったので、少しでも良い席を取れるよう早めに家を出るべきだったのですが、正月ペースでゆっくりと動いていたら、ほとんどの席は埋まっていました。
一人観戦なので探せば座れたと思いますが、ここは潔く立ち見を選びます。
だって、この日は普通の観戦じゃなく、ラジオを聞きながらバレーを見る特別フォーマット。
え、バレーを見ながらラジオを聞く?なんのラジオを??
実はコレ。こんなイベントが開催されてました。
サッカー解説の松木さんとブレイザーズOBの佐川さんとが行う場内限定のラジオ放送、これを聞きながらバレーボールを見るんです。
昨年末も同じ企画が、野球の古田敦也さんをゲストに迎えて開催されてました。
その時も会場にいたのですが、娘と一緒にお喋りしながらの観戦だったので、ラジオを聞く余裕はなし。しかもアリーナ席で応援に必死になりすぎて、試合後半はラジオの存在すら忘れてた始末です。
でも、バレージャンキーのラジオフリークとしては気になる企画だったので、同様の企画があればリベンジしたいと思ってたんですよ。
そこで今回はあえて一人観戦&周囲が静かそうな立ち見を選び、目はコートに耳はラジオに集中してみようと思ってたんです。
放送について
試合開始と合わせてラジオも放送開始。
松木さんの少し高い声は、耳心地良くてラジオ向き。
「迫力あるねー」「早いねー」「よく反応できるよねー」と、見たままの感想。松木節はバレー会場でも健在でした。
松木さん&佐川さんの存在は一人観戦の私にとって、お仲間ができたって感じ。ラジオを聴きながら観戦するのは悪くない。滑り出しは良い感じでした。
ところが試合が進んで分かったのは、松木さんはバレーに詳しくないってこと。
バレー初心者の松木さんに佐川さんが、初歩的なルールを丁寧に説明するのですが、この辺で私のラジオに対する集中力が怪しくなりました。
だって私、大体のルールは知ってるのに、試合中に聞かされてもな・・・って感じ。
更にバーノン選手のサーブの速さに驚いた松木さんが、「今のんて何キロくらい出てるの?」と佐川さんに問いかけます。これは私も興味があったので、答えを待ってると、ちょうどその時にマイク応援が入って「●●キロくらいです」って大事な球速が聞き取れなかった。
おいおいラジオを聴くことでストレス増えてるやん・・・スパッと気持ちが切れてしまい、一度イヤホンを外します。
そこで感じたんですが、今日の会場は何だか静かな気がする。
ブレイザーズのホームゲームは応援団長のなおきさんが、マイク片手に会場中を走り回って、全身全霊で応援するのが恒例です。
この日もなおきさんは応援してるんだけど、いつもより控えめじゃないか?
いつものフットワークの軽さはどこへ行ったんや?
3回連続のブレイザーズコールの最初だけなおきさんがマイクで叫んで、残り2回は観客にマイクを向ける、みたいな感じ。通常モードは3回とも自身がマイクを使って大声で叫んでるから、体感音量4割減って感じでしょうか。
そう思ってコートを見回すと、ブレイザーズの選手の声出しも少ない気がする。いつもは秋間選手が大きな体を震わせて、手拍子&掛け声を頑張ってた気がするのに、こちらも体感3割減。
まさか、ラジオ放送のために音量下げてくれてるの?
なおきさんと選手の健気な協力を感じて(私の勘違いの可能性もあるんだが)、ラジオを聞かねば!と再度イヤホンを耳に突っ込みます。
すると松木さんの発する用語のバリエーションが増えていました。
「パイプ攻撃」「クイック」とか言ってたと思います。ルールに続いて、攻撃についても佐川さんは説明したのでしょうか?
ただパイプ攻撃と言われても、なぜパイプを選択したのか、そこに至る何かが知りたいんだよなぁー。
せっかく会場でラジオを聴けるなら、プレー以外でもリザーブの心境とかスタッフの動きとかを話してくれたら面白いのに。
松木さんの初心者目線の感想は、バレーを見始めた人には面白いかもしれませんが、私はもっとコアなトークが聞きたかったなぁ。
またラジオ企画があれば嬉しい
昔から球場でラジオの実況を聞いてる人はいたので、スポーツ観戦&ラジオは当然親和性があるんですよね。
サッカーでも、ラジオ放送やってるみたいですし・・・
ただ野球もサッカーも屋外競技。バレーは体育館だから、もう一つ工夫が必要なのかもしれません。
とはいえ、前回から改善された部分もあって、スタッフの方々の努力を感じたし、私はこの企画の継続を望みます。
改善案としては、なおきさんがラジオで喋ったり、対戦チームのOBがゲストに来てくれたら、内容が濃くなってファンが楽しめそうな気がするんですが。
とりあえず試合観戦記も
フルセットの接戦の末、広島サンダーズ勝利。
互いに取って取られてのシーソーゲーム。
試合時間の2時間44分は、見てるだけでも疲れる長さですが、だれることなく、最後までハラハラと緊張感を持って観戦しました。
いつもは緩急をつけた攻撃が多いブレイザーズOPのバーノン選手ですが、この日はフェイントよりブロックアウトを狙ってました。
守りが硬い広島サンダーズには前へのフェイントよりブロックアウトの方が有効だったのかな?バーノン選手のスパイクがブロックに当たり、ぱこーんと遠くに飛んでくシーンが何度かありました。
何点かブロックアウトで点は取れたものの、サンダーズはすぐに対応してました。
サンダーズって良いですねぇ。派手さ控えめの職人気質って感じの選手たち。そこに飛び交うファンの熱い声援とのバランスもかっこいい。
声援が確実に選手の力になってる感じもするし、見てて清々しいチームです。
ブレイザーズはペイチャン選手のフローターサーブは相変わらずブレイク率が高いし、森選手はどんなサーブを絶対拾い上げて攻撃へ繋げてくれるし、最後はバーノン選手が決めてくれる、のに勝てない。なんでやろ。
もう少し勝率が良くても良いと思うんだけど、流れを持ってくるのが苦手なように見えますね。
今年も興奮する試合、面白い企画を楽しみに会場に通う予定です。
終わり