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マネージャーになって一番困ったこと

マネージャーになった初日、私は何から手をつければいいのかわかりませんでした。これまでプレイヤーとして自分の成果を出すことに集中していた私にとって、「人を動かす立場」になることは、まったく新しい世界。会議に出ても、何をどう発言すればいいのか手探りの状態でした。

プレーヤーとしての業務から離れ、2年ほどは広報として新患さんを集客することに集中していました。もちろん、本部スタッフとして会議や運営の補助も役割として与えられていましたが、現場のマネジメントとはまた違う視点で仕事をしていました。

現在任されているプロジェクトも、最初は補助として関わり、議事録作成や方針の取りまとめを担当していました。しかし、プロジェクトや他の業務の兼ね合いから、次第に会議の進行やプロジェクト全体を任されるようになりました。その時点ではまだ管理者として、院長たちと同等の立場で働いており、管理対象は同僚という構図でした。

そこからマネージャーに昇進し、補助という立場から完全に管理者となり、院長たちが私の管理下に入ることになりました。この変化により、立場の違いを意識しながらのマネジメントが求められるようになりました。

仲間から上司へ、距離感の変化に戸惑う

もうひとつ戸惑ったのが、部下との関係性でした。特に困ったのは、同い年の同期との距離感でした。それまでは「一緒に頑張ろう!」と同じ目線で励まし合っていた関係だったのに、突然「引っ張り上げていく」立場になり、上下関係が生まれたことで、お互いにぎこちない雰囲気になることがありました。

声の掛け方や指示の出し方に悩む日々

声の掛け方や指示の出し方にも気を遣うようになりました。以前は軽い調子で「お願いね!」と言えたことも、今では「この言い方で大丈夫かな?」「誤解を招かないかな?」と慎重になっています。

特に、選ぶ言葉ひとつでトラブルにつながることもあると実感しています。例えば、少し強めの口調で伝えてしまっただけで「プレッシャーを感じる」と言われたり、逆に優しくしすぎると「本気度が伝わらない」と受け取られたり…。状況や相手に応じた伝え方を模索する毎日です。

現場スタッフではないという負い目

また、自分が現場のスタッフではないという負い目を感じることもあります。本部の人間として会議に参加し、方針を決める立場ではあるものの、現場のリアルな状況を直接経験しているわけではないため、「本当にこれでいいのか?」と悩むこともしばしば。

さらに、会議で「わかりました」と伝わったと思っていたことが、思わぬ形で現場に伝わってしまうこともあります。意図した内容と違う形で現場に降りてしまったとき、修正するのが難しくなることもあり、どのように伝えるべきかを常に意識するようになりました。

これからどうしていきたいか

まだまだ試行錯誤ですが、少しずつ前に進んでいきます。マネージャーとしての立場に慣れるのではなく、常により良い伝え方や関係づくりを模索し続けたいと思っています。

まだまだ完璧にはできていませんが、「指示は具体的に」「部下との距離感を意識する」「言葉の選び方に気をつける」「現場との認識のズレをなくす」ということを心がけるようになってから、少しずつチームの動きが変わってきた気がします。

マネージャー1年目は、わからないことばかり。でも、きっと同じように悩んでいる人もいるはず。あなたがマネージャーになったとき、一番戸惑ったことはなんですか?

あなたはマネージャーになったとき、立場や関係が変わったとき、どんなことで戸惑いましたか?また、今まさに悩んでいることがあれば、ぜひコメントで教えてください!一緒に学びながら成長していきましょう!

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