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どこに行っても違う地獄が待ってる時代に『ケナは韓国が嫌いで』。

ちょっと今、『ケナは韓国が嫌いで』の監督のインタビューをまとめていて思ったんだけど、以前なら、この場所のつらさは、そこから他のところに出て行けば、状況は変わると思っていたんだけど、実はもうどこかに行けば変わると言うことが希望にはならなくなっているのかもなって。

どこにいてもそれぞれに地獄というのが現在かもしれない…。特にトランプが戻ってきてからは。

『ケナは韓国が嫌いで』の中でも描かれていたけれど、韓国が嫌いで、ニュージーランドに行っても、そこにはそこの辛さがある。しかも、国と国の間での格差もあれば、個人間の格差もあって、それはどこに行ってもつきまとう。劇中にも描かれていたけれど、日本人も同様です。

『ケナは韓国が嫌いで』って、もう10年も前の空気をヒントにして作られているのに、今感じる「つらみ」をよく表しているなと思いました。

面白いと思ったのが、劇中に出てくる、うさん臭い幸せの伝道師みたいな人がいるんだけど、その人が「お金より幸せを集めろ」と説いているんですね。それを見て主人公は、お金のほうが大事だろってつっこむ。しかし、日本って、うさん臭い人はむしろ、「幸せよりもお金を集めろ」って説くような気がしない?

その違いってなんだろうかって考えたけど、やることがあって時間切れだったので、また考えてみようと思う。

あと、今日は自分が撮った写真を使ってみた!


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