JSTQB Adovanced Level Test Manager 第1章を読み終えて

今回は、勉強を始めた「JSTQB Advanced Level Test Manager」のシラバスを読んで、自分の中で重要だと感じた内容をまとめていこうと考えています。

第1章の概要

第1章は、「テストプロセス」がテーマの内容となっています。
JSTQBの定義として、Foudation Level と Advanced Level では、下記の通りになっています。

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引用:https://ntwk.hatenablog.com/entry/2017/11/27/003327

異なる点として、
・「計画とコントロール」だけでなく、「計画とモニタリング及びコントロール」というプロセスとなり、モニタリングという行為が必要となる。
・「分析と設計」、「実装と実行」というプロセスが「分析」「設計」「実装」「実行」に分割されて定義されている
が挙げられます。

1.2.2 テストのモニタリングとコントロール

もちろん、テストマネージャとしての目線での記述となるので、プロジェクトがどのように進めるか、進んでいるかを決めていかないといけないので、モニタリングを行う指標を定め、測定できる数値を策定して、開発者やビジネスステークホルダーと認識を合わせることが重要であると定めております。
そして、計画と進捗の乖離と比較、実際に計画が遅れている場合は、是正措置を行う必要があると定めています。

1.3 テスト分析

テスト分析は「何を」テストするかをテスト条件という形でアウトプットする活動であると定められており、そのインプットはテストベースやテスト目的(テストのモニタリングで定める成果物)、プロダクトリスクが挙げられています。
そして、このテスト条件を指定するための要因は、様々あると定められています。
例えば、「テストレベル」では、結合テストとシステムテストでは、テストベースも変わってきますし、システム同士の結びつきが異なるので、テストする条件は異なります。
そして、テスト条件を定める利点として、「他のテスト成果物(たとえばテストケースなど)を、より柔軟にテストベース及びテスト目的に関連付けできる」ことや「テスト成果物を、ステークホルダが理解できる用語で説明できる」ことが利点として挙げられます。
逆に、弱点として、「時間がかかる場合」があったり、形式化レベルを定義する必要があります。

1.4 テスト設計

テスト設計は今度「どのように」テストをするかを定義する活動である。このテスト設計では、テスト計画やテスト戦略で定義したテスト技法を使用して、識別したテスト条件やテストベースを詳細化していく活動であると定められています。
つまり、ある機能をテストするとなったら、Aという機能を確かめるために、入力値が1から100までが許容値なので、0、1、2、99、100、101の入力値の時の挙動を確認するといった内容を決めていくわけです。
そして、「テスト分析」と「テスト設計」はプロダクトやプロジェクトによっては、並行したり、反復的に実施していく作業となります。

その他にも

今回は、Foundation Level のシラバスと特に定義が異なっている点を紹介しましたが、全体を通して、テスト実施者というよりテスト管理者やテストリーダーと呼ばれる役職の人向けの内容となっています。
まだまだ1章だけですが、自分のシラバスへの理解のために、このブログに自分なりにかみ砕いた点をまとめていこうと思います!

それでは、今日はここまでです!

ここはこうだと思うなどの意見があれば是非ご意見ください!


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