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シャングリラ行きの高速鉄道の車内で目にしたものから自分の興味関心を紐解いていく

朝起きて
通勤電車の中で
仕事のお昼休憩で
いつでもどこでもツイッターを開いている

自分でもびっくりするのが開いたツイッター閉じてまたすぐに″X″というアイコンを押している時
さすがにやばいと思ったが学生からの友人で共感してくれる人がいてホッとした

そんなツイ廃になりつつある(なっている?)私はたまにツイッターから離れる事がある
繁忙期が訪れることや、誰かの誹謗中傷にあふれる画面を見るのがしんどくなる時、ちょうどこのnoteを始めた頃もなかなか言葉が出てこずnoteにべったりでツイッターから離れていた

やっと1記事書き終わり、ツイッターを再開した時にとある写真に惹きつけられた

海外で撮った雪山と家とそこで暮らす人の写真

雪山・家(街)・人
このセットを大好きなことは以前から自覚していた
が、久々に開いたツイッターで強烈に惹かれたこともあり「なぜ私はこんなにもこの3点セットに惹かれるのだろうか」と同じ情景の記憶を辿ってみた…

たどり着いたのは2月下旬の寒い時期に訪れた中国の四川省
少数民族が住む麗江(れいこう)とチベット文化が根付いている香格里拉(シャングリラ)を訪れた
シャングリラはホテル名にもチャットモンチーの歌にもなっている理想郷と訳されるあのシャングリラが地名になっている
シャングリラって存在するの?そうなの?なんで?というのは別の記事にでもまとめよう

麗江では世界文化遺産に登録されている麗江古城に宿泊した
そこは瓦葺きの屋根の家が立ち並ぶ美しい旧市街地

そんな瓦葺きの世界から香格里拉は2023年11月に開通した電車で1時間半
チケットはトリップドットコムで購入でき、改札でパスポートを見せると乗車できる


電車が開通するまでは麗江から香格里拉は5時間バスに揺られるしかなかったとのことですごい進歩だ

そして私の席はなぜかここだけ1人席でスーツケースに囲まれている

1時間半の電車旅は75%がトンネルの中らしい

麗江駅を出発してすぐはまだ瓦葺きの屋根が見える

とすぐにトンネルに入った

サマセット・モームの月と六ペンスを読んでいたら「わっ」と周りで声が聞こえた

窓に目を向けると一面銀世界

麗江では雪を見なかったのですこし心が踊る

月と六ペンスより外の世界に夢中にな…
った瞬間にまたトンネルトンネルトンネル

途中、中国でも使えるとネットで購入したSIMカードが死んだ

そしてするとまた「わっ」と歓喜の声が

遠くに目を凝らしてみると瓦葺の屋根はどこかに消え、角張ったチベットでよく見かけるような模様が上部にある家、そして5色のタルチョが見える

死んだSIMカードそして遠くに見える民家、どうやら香格里拉市に入ったみたいだ

と思ったらまたトンネル
もちろんトンネルの中にいる時、外は何も見えない
が、月と六ペンスには戻らずにぼーっと真っ暗で自分の顔が映る外を見続けた
たまに出てくる25%をなるべく長くこの目に映しておきたかった
瓦葺きの町並みからチベットの町並みへ

その光景に目が離せない自分がいた

久しぶりのツイッターで心惹かれた雪山と家とそこで暮らす人の写真

きっと私が惹かれるところは家
土地や文化、住む人の好みが色濃く反映されてる家

日本で生まれ育った私が想像できない世界が確かにそこにある
そこで暮らす人はどんな仕事をしているのか、何人家族なのか、大切にしているものはなにか、休日はどうやって過ごすのか、どこに洗濯物は干すの?

同じ人間として生まれ、同じ時を生きているすこし生まれる場所が違った人間はどんな生活をしているのか
気になることが尽きない

そうだ私は人の生活に興味があるのだ

旅先で見たものから何を感じるか、新しい発見はあるのか、逆に想像を超えるがっかりがあるのかもしれない
文字で知っている世界を現実にしていくには実際に行動してその事情にぶち当たった時に自らを振り返ることも1つなのかもしれない
そしてきっと目には見えないけどその時になにか成長もしているのかもしれない

どんな事情が振り返るきっかけになるのか
もちろんそれは人それぞれ
綺麗な雪山や人の姿よりも私にとってとてつもなく惹かれて自分自身を成長してくれる鍵は家にあった





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