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ふと浮かんだイメージの、書きとめ。


前に読んだ小説のあとがきにあったことばが印象的で、それから結構ながいこと、自分の中の「人と出会う」ことのイメージになっていた表現がある。


人と出会うことは、心にその人の「型」を穿つことである。


人に会うことは嬉しい思いをすることもあれば、傷ついたりおちこむことも同じくらいあるなと感じているほう。

やからこの「心に穿つ」でこぼこになるということが、なんとなくすとんと納得できた。

一方で、最近少しそのイメージよりも、もっとしっくりくるなと思うことがあって。

それは自分の中のキャンバスに、出会う人それぞれの、その時々の、色や模様がのっていくっていうこと。

同じ人でもたぶん、タイミングによって模様も大きさも色もちがう。

色がのせられる位置も別に法則なんかなくて。

混ざったり、重なったりしながら、表情がかわっていくイメージ。

ちょっとここ派手すぎやな、暗いな、というところも見つかるかもしれない。でも後から見てみたら、意外といい感じに彩られてるやん、って気づくことがあるかもしれない。


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その、対「人」のキャンバスとは別に、実はもう一つ自分のキャンバスってあるんちゃうかなとも思っている。

それは対「自分」のもので、これまでの経験してきたこととか、興味とか、好き嫌いとか、そういうのが点々や線、ところによっては面でとか、描かれてるイメージ。

もしかしたら同じ箇所ばっかりになり重なって、油絵みたいにちょっと立体感も出たりしてるかもしれない。


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ふと思ったのは、この2つのキャンバスを重ねてみたとき、どんな絵がみえるんやろうかなということ。

(キャンバスの背景は透明やとして。)

対自分のものと、対人のものと。

ちょっと見てみたいなあ。そう思った。








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