コマンダーサミット大阪(2023/12/2) の感想
2023年12月2日のコマンダーサミット大阪内で開催されたガチコマオープンに参加した感想です。
今回のデッキ選択
まず、元々参加以前に開催されることを11月末まで知りませんでした。そのため練習時間も無く、EDHはしていたといってもガチとはかけ離れたEDHを楽しんでいたため、取り敢えず持っていって広く満遍なく戦えるデッキとして《堕落した庄察頭、ロソ》を選択しました。
ロソ以外の選択肢には、
・《鉤爪のジィーリィーラン》
・《原初の征服者、エターリ》
・《トリトンの英雄、トラシオス》+《ケッシグの罠師、アレイナ》
を考えていましたが、自分が2度参加した大阪の環境を考えてみるに《鉤爪のジィーリィーラン》はあまり向いておらず、エターリはその大阪で当たった相手の丸パクリするだけになるので味気を感じず、トラアレは好きな上に良く回していたのですが、絶対入れたいデッキパーツが一枚買えていなかった状態でやる気が起きず選択しませんでした(《Legolas's Quick Reflexes》)。
前回とのデッキ変更点
今回の構築デッキは以下のURLにあります。
https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/643776/show/
今回参加するデッキをロソに選択したことで、まずは仮想敵になるものに合わせてデッキ構築の方向性を変更しました。仮想敵は《秘密売り、ティヴィット》、《最高工匠卿、ウルザ》《意志を縛る者、ディハーダ》です。
特にティヴィットに関しては大阪内で記録を出していた事もありますが、最も対策した理由は今までの対戦記録によるものです。大阪の大会に参加した時にティヴィットに当たる回数が最も多く、その上プレイヤーまで同じ方であるためどうせ今回も当たるだろ、と見越しました。
また、以前はどのような環境かを考えず、ロソでできる軽いマナのコンボを重視しリアニメイトプランを軸にして構築しましたが、大阪の環境を考えて『ティヴィットが生きていける環境なら置物主体のコンボ持ち込んでも大丈夫だろう』という対策するのではなく乗っていこうの考えからデッキ内のコンボを《ボーラスの城塞》コンボと《太陽冠のヘリオッド》コンボという、必要枚数が少なくコンボパーツが有能なもののみにし、妨害策の枠を作りました。
加えて、構築というわけではないですが、大阪での大会は、大会を用いた身内環境での対戦が多そうな印象があったため、もし身内感のあるプレイヤーが卓に2人以上いる場合には流れを汲みとって動き、絶対に1番に走らない、仮に1番に走る人が出たとしても《沈黙》は切らない、を理念においてプレイするようにしました。
1戦目
《軍団のまとめ役、ウィノータ》〇
《堕落した庄察頭、ロソ》
《トリトンの英雄、トラシオス》+《ロフガフフの息子、ログラクフ》
《船壊し、ダーゴ》+《三度の再誕、ジェスカ》
ロソは1tに立て、3ターン目に妨害が無ければボーラスの城塞コンボに走れる状況で、且つ《沈黙》を持っていたため、行けるなら走ろうと思っていた矢先、ウィノータから《イーオスのレインジャー長》が出てきたため中止に。その後、4T目にウィノータを出す前にレインジャー長を切る動きをした際に《沈黙》を撃てましたが、事前にトラログが打消しをサーチしていたたこともあり、自分も走れないし、レインジャー長消えるなら何とかなるかと思いスルーすると、デッキから《塔の長官、ボロミア》が出るわ《救いの手》で《イーオスのレインジャー長》が戻ってくるわで悲惨な状態に。そのまま押し切ってウィノータの勝ちでした。
他人任せでどうにかしてもらおうと思いすぎた負けだったため、色々考える事の出来る試合であり、《封じ込める僧侶》を入れてなかった事を思い出すことができる結果でした。
2戦目
《雑食するもの、グロルナク》
《堕落した庄察頭、ロソ》〇
《秘密売り、ティヴィット》
《開闢機関、勝利械》
本当にティヴィットと当たれました。
まず1tにロソを立てる動きは変わらずでしたが、グロルナクが非常に速い動きから盤面を制圧し始め、戦場に立っている状態で墓地に《緻密》や《厚かましい借り手》がある状態を作っていました。自身も手札は弱いながらも《毒の濁流》を撃つことで盤面を流したり、《盲従》を置くことで妨害を立てる事に専念するだけでしたが、ティヴィットの方が《願い爪のタリスマン》を置き、「皆で回してグロルナクを倒そう」プランに乗っかって《歩行バリスタ》をサーチし、元々持っていたヘリオッドと合わせてコンボを決めて勝ちました。途中「ノンクリーチャーコンボなら止める」等の発言が聞こえてはいましたが、多分ここは打ち消さんだろうと《暗黒の儀式》を撃ったのが通った事で決まったため、肝を冷やしました。
ヘリオッドコンボは分かりやすいコンボですが、パーツが全てクリーチャーでありながら2枚でそのまま勝てる部分が強く、青のノンクリーチャー打消しが良く採用されている環境に刺さることは分かっていたため、ちゃんと機能したと感じる事が出来ました。
3戦目
《堕落した庄察頭、ロソ》
《織り手のティムナ》+《ルーデヴィックの名作、クラム》〇
《刃を咲かせる者、ナジーラ》
《光明の不可思議、タヤム》
1tにロソは立てましたが、タヤムから《魔力の墓所》経由で《無のロッド》が飛んできて全てを失った試合でした。その上で2ターン目には《エメリアのアルコン》まで飛んできてもうどうにもならん状況で時が進みましたが、ティムクラがバウンスなどを駆使して場から妨害札を退けた上でそのまま勝ちにまで進んで勝ちました。今回のデッキは内蔵しているコンボがアーティファクトコンボのみであり、《無のロッド》は詰みと事前から思っていたためしゃあなしと割り切りました。
4戦目
《堕落した庄察頭、ロソ》〇
《軍団のまとめ役、ウィノータ》
《眷者の神童、キナン》
《トリトンの英雄、トラシオス》+《ロフガフフの息子、ログラクフ》
1t目にロソを立てる動きは変わらずでしたが、序盤に出すことに専念した手札であったためあまり強くはありませんでした。ですが、トラログが動き始める際に撃った《Wheel of Fortune》で全てを手に入れ、キナンとトラログが喧嘩しているのを眺めつつ(《沈黙》はありましたが使うことはなく)、ターンが回ってきたためそのまま色々やって《ボーラスの城塞》コンボを決めて勝ちました。運が味方する試合でした。
これにより予選が2勝2敗、4戦目に勝ったこともあって5位での通過になりました。
TOP16戦目
《帰還した王、ケンリス》
《堕落した庄察頭、ロソ》
《光明の不可思議、タヤム》
《血の暴君、シディシ》〇
タヤムは3戦目で当たった方でした。彼は3戦目と似たような動きを行い、《無のロッド》と《エメリアのアルコン》を立て、そのまま時を流し、シディシがバウンスを撃ち込みそのまま勝ちました。流れまで大体同じでした。交通事故は2度起こる。
感想
TOP16入り!かつ晴れる屋様にデッキリストが載りました!
嬉しいことこの上ない結果です。そして決勝に上がることはできませんでしたがティヴィットにやっと勝てたことも良かったです。また、今回の2回の勝ち方は漁夫の利を得る勝ち方であり、自分の中に描いた白黒(ロソ)らしい勝ち方であったとも思っています。実際、ロソというカードは統率者に使われるものの、統率者にならない事が多い伝説のクリーチャーであり、その理由の最たるは色だと思っています(タフ1もしんどいですが)。
白黒は非常に強い色だと思いますが、青組み合わせて《タッサの信託者》や《思考停止》、《フェアリーの黒幕》その他打消し等を使用する事ができる青黒白にする方や、赤を足して《死の国からの脱出》や《波止場の恐喝者》を入れて赤黒白を組まれる方が多いと思います。それらを抜き去って白黒で勝つ方法は面倒事を他人に任せつつ、任されなければならない状況を作るにあると持っています。「打消しは撃てるが展開はできない」「展開はできるが勝ち切れない」状況を作り、作らせ、自分は相手にするまでもないと思われた状態で喧嘩をさせ、最後にコンボを決めれれば大成功だと思っています。
最後に、ガチコマオープンに参加された方々及び運営者の方々、本当にお疲れさまでした。楽しい時間をありがとうございました!!多分次は違うデッキで参加します!!
またどこかで今回のロソのデッキや、その他ロソでできる事についてはnoteで触れようと思います。良ければ読んでいただけると嬉しいです。。。
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