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コマンドフェスト・大阪2023 日本統率者選手権の感想

2023年7月8日にありましたコマンドフェスト内の日本統率者選手権に
《堕落した庄察頭、ロソ》で参加した結果と感想です。

統率者の選択理由

 指輪物語(プレリ発売日6月16日)とプレリリース期間で考えても1ヵ月と経たない伝説のクリーチャーで、且つデッキの習熟度もあまりない状態でしたが、以下の中から決めるならこれだと思い、選択しました。

・《残忍な巡礼者、コー追われのエラス》
・《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》+《鉄の玉座の工作員》
・《堕落した庄察頭、ロソ》

・《大衆扇動者、ブリーナ》

 前提として、競技性の白黒統率者を真面目に組んだことが無かったため、今回はそこを試してみようと思いました。(実際回すタイミングも取れなかったので日本統率者選手権前の練習前に回したのが初めての対人戦でした。誘っていただいた方、一緒に対戦した方には感謝しかありません。。。)

 初期段階では《太陽冠のヘリオッド》でガッチガチのスタックス系デッキを組んでたこともあり、スタックス要素のエンチャントを削り、《敵対工作員》や新参の《オークの弓使い》を入れた《大衆扇動者、ブリーナ》を組もうと調整を始めましたが、スタックス系のデッキは遊べるけど勝ち切りにくいと感じたため他にシフトしました。

 その後は白黒のコンボを調べ、《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》を主軸としたデッキを組みたいと感じ、上記の3つを候補に挙げて考えました。そして、その統率者にした場合に何が良くて悪いかを自分の中で洗い出しました。

《残忍な巡礼者、コー追われのエラス》
良い点:・《むかつき》から勝ち切りやすい
    ・同様コンボの《レオニンの遺物囲い》で勝ちやすい
    ・軽いマナ・コスト
悪い点:・序盤出しても単体での脅威がひくそう

《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》+《鉄の玉座の工作員》
良い点:・コンボパーツが消えない
    ・単体性能もそこそこ
悪い点:・《納墓》できない
    ・5マナはそこそこ重い気がした

《堕落した庄察頭、ロソ》
良い点:・《むかつき》や《深淵への覗き込み》へのマナを用意しやすい
    ・マナを相手ターンに生み出すため、インスタント1マナ呪文での  
     妨害が比較的簡単にできる。
    ・《一時の猶予》をうまく使える。
    ・軽いマナ・コスト
悪い点:・マナとヘイトは手に入るがコンボカードは引くしかない
    ・《波止場の恐喝者》のおやつ
    ・《オークの弓使い》のおやつ
    ・《むかつき》の後に相手が呪文を2回撃って死にかねない

以上等々色々考えた上で、自身の引きの強さに賭けて《堕落した庄察頭、ロソ》を選択しました。
    

デッキリスト

ttps://www.moxfield.com/decks/YmnpOQfa8UaLsy_hpbsTsg

 デッキを考えている中でまだネット内にはリストが少ない中ではありましたが、参考元を発見し、それをチューニングしたものです。
参考元:ttps://www.moxfield.com/decks/4O7k9ga3okqBxCokr-m5XQ?utm_source=edhrec&utm_medium=deck_summary

違いは、
・《産業の塔》を《勝者の大聖堂》に
→《宝石の洞窟》で上振れた際に統率者→0マナファクトが出来ない
→そこまで中盤で色に困る気がしないデッキだが、序盤は気にする
→1点序盤に受けていいものかの疑問。
→《むかつき》が選択にある上あまり食らいたく無かった。

・《集団的蛮行》を《一つの指輪》に
→ギリギリまで入っていましたが、現地で練習した際に《一つの指輪》が強すぎてたまげたので自分も便乗しました。
→《ネクロポーテンス》が場にあると追放になっちゃう!

・《友なる石》を削って《天使の嗜み》に
→2マナファクト入れるくらいなら妨害?を増やそうと選択

・ステッカー用意
→万が一、自分の場に《___ Goblin》が出てくる時があったとき用

試合結果

初戦
《堕落した庄察頭、ロソ》
《ロフガフフの息子、ログクラフ》+《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
《刃を咲かせる者、ナジーラ》○
《虎の影、百合子》

 1ターン目に出すことはできましたが、その後が続かなかった試合でした。《刃を咲かせる者、ナジーラ》が《死の国からの脱出》からのコンボを開始し始めたので《天使の嗜み》で妨害するも、追加ターンを得た上で《タッサの信託者》からのコンボを決めて勝ち。《刃を咲かせる者、ナジーラ》の方は本線前の練習に付き合ってくださった方(その時も勝利)で、多色のデッキの強みを感じることができる試合展開でした。

2戦目
《山賊の頭、伍堂》○
《群衆の親分、クレンコ》
《ロフガフフの息子、ログクラフ》+《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
《堕落した庄察頭、ロソ》

 無法地帯(青なし)。ログテヴェの人は初戦と同じ方でした。
《山賊の頭、伍堂》が3ターン目に《ナザーンの槌》が、4ターン目に《___ Goblin》経由で《山賊の頭、伍堂》戦場へ。そのターンは《天使の嗜み》で耐え、超過込みの《滅ぼし》を撃つも、返しのターンに《ゴブリンの溶接工》が《多勢の兜》を装備して負け。爆速でした。

3戦目
《永遠王、ブレイゴ》
《堕落した庄察頭、ロソ》○
《風の憤怒、カイカ》
《浄火の戦術家、デリーヴィー》

 初手から《深淵への覗き込み》がある状態でスタート。《エスパーの歩哨》や《エーテル宣誓会の法学者》で適当に茶を濁しつつ、打消しが切れてそうなタイミングが出てきたので《深淵への覗き込み》を素撃ち。場面もそこまで強そうな状況でなかったこともあり、ターンが回ってくる。《イーオスのレインジャー長》1枚程度の妨害のみだったのでそのままコンボ決めて勝ち(エイドリアンで厳モノカチャカチャバリスタ)。

4戦目
《原初の征服者、エターリ》
《堕落した庄察頭、ロソ》
《ロフガフフの息子、ログクラフ》+《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》
(以下文ではログテヴェ)
《秘密売り、ティヴィット》○

 1ターン目に統率者出しつつ、その後も《配分の領事、カンバール》出したりと好調ではあったが(なおコンボカードは1枚も無し)、《原初の征服者、エターリ》から《一つの指輪》と《多用途の鍵》、おまけに《ドラニスの判事》が捲れて魔王戦に。《秘密売り、ティヴィット》の《一つの指輪》とログテヴェの《オークの召使い》が手を組みどうにか《原初の征服者、エターリ》勝ち切れず落ちるが、その際に手札を抱え込んだ《秘密売り、ティヴィット》が勝ち。

5戦目
《ヨーグモスの息子、ケリク》○
《ブリキ通りの重鎮、クレンコ》
《永遠王、ブレイゴ》
《堕落した庄察頭、ロソ》

 《ヨーグモスの息子、ケリク》が3~4マリする状況で苦しそうではあったものの、即座に着地して《ネクロポーテンス》、回ってきたターンで《深淵の覗き込み》を決めて勝ち。爆速でした。

6戦目
《原初の征服者、エターリ》
《織り手のティムナ》+《ルーデヴィックの名作、クラム》
(以下文ティムクラ)
《求道の達人、サイラス・レン》+《ロフガフフの息子、ログクラフ》○
(以下文サイログ)
《堕落した庄察頭、ロソ》

 統率者は即座に立たせることができ、《原初の征服者、エターリ》を《一時の猶予》で妨害する等立ち回りは悪くなかったが、回って出てきた《原初の征服者、エターリ》が各対戦相手のトップからその後の展開で無限コンボに迎える札を捲ったために《オアリムの詠唱》を切る羽目に。その後、ティムクラが動こうとする隙間からサイログが《むかつき》をキャスト。打消し合戦をするも《精神壊しの罠》でティムクラのコンボが止まりそのままサイログがむかつきで手に入ったカードから勝ち。

以上の結果から試合の戦績は1-5。
順位は32位でした。賞品は32位から上なので貰えてよかったです。

感想

1勝できてよかった。これに尽きます。
前回のコマンダーサミットでは全敗だったので大きな進歩です。
《堕落した庄察頭、ロソ》に関しては序盤で場に出すことに専念していたため、その後暇になることが多く、回し方を練習する必要があるか、考え方を改めた方がいいかと感じました。(遅くても妨害以外のコンボ関係に繋がるカードは手にもってスタートする等、ただ、土地が少ないこともあってマリガンしまくるのも怖いですが)
 土地26枚のデッキを回したことが無かったので不安でしたが、全6戦で一度もマナスクリューで困ったタイミングが無かったのは良かったです。

最後に、日本統率者選手権に参加された方々及び運営者の方々、本当にお疲れさまでした。楽しい時間をありがとうございました!!


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