朝倉未来さん
更新が遅れてしまいました。
申し訳ございません!
YouTubeにて朝倉未来さんが児童養護施設に寄付をした動画を拝見してほっこりしました!
自分がいた時代の施設とは全く違っていて、全てが進んでいる気がしました。
前回の続きです。
児童養護施設って聞いて、皆様何を思い浮かべますか?
ネグレクト、虐待、非行、親への暴力等様々な理由で入所している子どもがたくさんいます。
児童相談所の決定によって、行く場所は変わるのですが、
ネグレクトや虐待は基本的に児童養護施設に行きます。
非行や暴力といった問題の場合は、その内容にもよりますが児童自立支援施設へと行きます。
いずれも国民の皆様が納めて頂いた税金で運営されている所がほとんどで、民間運営はほぼないのではないでしょうか?
昨日までは、児童養護施設に入るまでの日常を書いていきましたが今日から施設の中で実際にあったことや事件をメインに書いていきます。
少なからず、学校でも社会でも上下関係がありますが、それが顕著に出ている場所でした。
先輩の言うことは絶対。
時間もおやつもお小遣いも全て捧げなくてはなりません。
小学校1年の途中から、入所したのですが、最初はとても平和な空間だと思っていました。
これからが地獄の幕開けだったのです。
小学校3年までは平和ですが、中学生・高校生の先輩の機嫌が悪いと殴る蹴るは当たり前です。
泣けば泣くだけ、その倍殴られます。
チクれば集団無視、部屋に呼ばれての暴行は当たり前です。
そういうことを嫌う先輩もいれば、障害を持った先輩もいたので、全員ってわけではないですが、ほぼ先輩は怖い人たちばかりでした。
小学生だろうが、関係はありません。
そんな日常をより恐怖に支配される日が来るのです。
3年になったとある日の土曜日の夜。
先輩の部屋に呼び出されるのです。
そこには、3年以上の先輩が10人ほど招集されているのです。
『ボコボコ大会』
ん?何だそれ?
って思った方も多いと思うので、ルールを説明させて頂きます。
一番気に入らないやつが指名されて、その人が鬼になります。
鬼になった人は厚手の大きな毛布を頭から被り、誰かを捕まえて毛布を脱ぐまで鬼という鬼畜なゲームです。
その鬼が捕まえる間、周りの人は何をしてもOKなのです。
先輩の憂さ晴らしなので、ほぼ下級生は何もしないのですが、その先輩たちの憂さ晴らしとして公開サンドバッグになるのです。
鬼畜というか、恐怖で支配されているので何も言えません。
指導員も見て見ぬふりがほとんどなのです。
先輩が発散できるまでエンドレスです。
決して、それを口外できないというかしてはいけないという掟がありました。
先輩から代々引き継がれているもうバキバキに曲がって、持つ所をテーピングでぐるぐる巻きにされたものも登場していました。
居心地の良い所→やばい所
に脳が変換されました。
安息の地ではもうなくなってしまいました。
夜中の2:00。
突如先輩に起こされるのです。
熱々の紅茶花伝を買って来いと。
真冬です。
当直の指導員が寝ているのを確認して、非常階段から息を潜めて1キロ前後先にある自動販売機まで猛ダッシュです。
指導員にバレてしまうと無期限のお小遣い停止、外出禁止という拷問があるのでバレるわけにはいきません。
風を切ってウサインボルトよりも早く自動販売機まで到着するのです。
ただ、田舎でとっても寒いのです。
冬は氷点下になるほどの地域だったのです。
寒いので、紅茶花伝をgetして後にその紅茶花伝に凍てついた手を温めてもらうのです。
また全力疾走して帰るのですが、こっそり・迅速にです。
タバコをふかしている先輩に紅茶花伝を手渡して、タバコの見張りをしている時にバチンっと冷たい拳が私の顔面に飛んできたのです。
『紅茶花伝、手に持って帰ってやろ。冷たい手で持ってるからぬるくなるやろ。』
と怒られました。
こうなると買いなおしです。
また、ウサインボルトになるのです。
同じ失敗は出来ません。着ている服にくるんでどこにも密着することなく、かつ温度を下げることなくダッシュで戻ります。
そしてタバコの見張り。
また眠りにつけるのは3:00頃。
6:30には起床。連日の睡眠不足でした。
続く。