「恥ずかしさ」の共有
わたしは穂村弘さんの「絶叫委員会」という本が好きだ。コレに限らず、穂村弘さんの書籍は何冊か読んで繰り返し読むモノも数冊ある。
エッセイなので、穂村弘さん目線での日常の出来事に対する思い、違和感や恐怖、喜び、怒りなどなどが書かれているが、特に穂村弘さんが「恥ずかしい」と思うことに共感を覚える。自分に対することでも他人に対することでも。このわたしの感情こそがこの方の真骨頂なのかもしれないが、「わ、分かるーー!」と何度本に話しかけたことか。
「恥ずかしさ」を共有して共感するってほんとに仲の良い人や仲良くなりたい人としかほとんどしない気がする。
ま、ネタとしてそんなに親しくない人にすることはあるかもだけど。
でも、もしそこに共感してもらえたりすると仲良くなれそうな気がしてくるから、親しくなることにおいて、「恥ずかしさ」の共有、共感はけっこう重要なのではないか。
なので、これから親しくなりそうな人には「絶叫委員会」を紹介して感想を聞いてみたりする。その他、自分の好きな本や音楽などを試しに共有してみたりして様子をうかがってしまうことがみなさんもないだろうか。
だがやっぱり仲良しになる基準として、「絶叫委員会」に対する「共感度」はウエイトが大きいかもしれない。
興味を持たれた方は是非ご一読ください。
穂村弘さんの『絶叫委員会』
この中で特に好きなエピソードは「絶望の宝石」という章。
(なんか謎の宣伝になってしまった)
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