子供の自己肯定感なんて無理に上げなくていい
おはようございます。デイビスみなこです。
今日は子育てについて、以前から思っていたことを書いてみます。
理想的な子育てとは何か、という話になると「自己肯定感を上げる」というキーワードが出てきます。
自己肯定感は、「ありのままの自分を好意的に受け止められる感覚」のこと。
自己肯定感が高い子どもは、自分には価値があると思えているので、ものごとに積極的に取り組むことができたり、より高い幸福度で人生を生きることができると言われています。
そのため、世の中では、子どもの自己肯定感を上げるための情報がたくさんあるのです。
もちろん、私も、子どもが自己肯定感を高く持つべきかどうか、と言えば、高く持っていたほうが良いと思います。
しかし、親が、子どもの自己肯定感を上げるために必死に頑張る必要はないというのが自論です。
なぜなら、子どもが成長する過程で、劣等感や挫折と向き合い、自ら自己肯定感を高めていくことで、その子の人生が最も輝くからです。
その言わばマイナスな状況を経験することで、物事を公平に見ることができたり、周囲に優しく接することができる人間に育ちます。
もし仮に、子が小さいうちから、親が自己否定のブロックを取り除いてしまうことができるなら、それは、子の成長のチャンスを妨げることになってしまうでしょう。
また逆説にもなりますが、子は、親がどれだけどんなに丁寧に育てても、何らかの不満や不足を見出し、ちゃんとひねくれるものではないでしょうか。
どれだけ聡明で優秀に見える子も、影では「いつもいい子と褒められるのが辛かった」とか「いつも、なんでもさらっとできてつまらなかった」とか、何らかの文句を垂れるものです。
自然と、いい感じに不満や劣等感を抱き、大人になってから自分で乗り越えたり、抱え続けたりして、それぞれのタイミングで熟成していくように、人間は作られています。
だから親が、お節介をしたり、子の成長のために気を揉ませることは、そんなに意味がないのです。
それよりももっと私たち親がすべきことは、自分自身の幸せに向き合うこと。
親が機嫌よくやってて、子どもに愛を持って接していれば、子はそれなりに健やかに成長していきます。
親が、子どもにしてあげられることはそんなに多くありません。私たちはとても非力です。
「我が子は自分で試練を乗り越え、最高に幸せな人生を送ることができる」
そう信じていれば、少し肩の力が抜けるはずです。