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Shogun がエミー賞受賞
私は洋画だけではなく、海外ドラマを観るのも好きでもちろん英語圏のものも良く観る。
そんな場所に、ちょくちょく登場していた真田広之さん。日本からアメリカに渡った後も画面から度々お見かけした。
そんな真田さんが、主演とプロデューサーを務める『Shogun』でエミー賞を受賞。大変、話題になった。
正直なところ、真田さんは日本にずっといれば知名度があるので楽だったはずだ。けれど、敢えて自分のことを見向きもしないだろう人々が日本よりも確実に多い場所で挑戦しに行った。ご苦労されたことと思う。
実際、彼は日本より目立つ役で出演することはあまりなく、スクリーンごしから、正直な気持ちとして、
真田さんの無駄遣いが起きとる!
なんとかせい!!!!
のような気持ちが湧いたことは何度もある。
けど、短いシーンでも刀捌きが引き立ち存在感を出していた。
映画を作る際のエピソードなどを見聞きした時に、彼が日本をどのように描いたら良いかと諦めずにコミュニケーションしている様子を何度も見かけた。その時の大変な裏話なども。
実際に、Sanada sanのことを画面で見ている人は多い。けれど、彼がいくら努力しようとも多く目に入らないことには名前は覚えてもらえないのだ。
日本好きを自称し、侍や忍者などをアニメや漫画そしてゲームなどから知っている人たちはもちろんいる。そして、人気もないわけではない。けれど、時代劇からデビューし実際に忍者とかを演じてきた彼を知る人に残念ながら私は会わなかった。
もちろん、興味を持ってもらえたらなあと思うので説明しても聞く気がある人はとてつもなく少ないと感じた。
そして、いくら歴史物が好きと思っていても「本物」を知らない。「なんちゃって日本」を雰囲気でかっこいいと思っているのだ。
けれど、それ以前に興味を抱くきっかけさえ得られない。それが実際。そんな中で、このShogunがエミー賞を多く受賞したことで少しは注目度が増えたかなと思う。描写も、「なんちゃって日本」とは大きく変わっている。
真田さんは、時代劇に多く出演されてきたというキャリアがある。
そこで米国に渡り、
Ninja !Samurai!Yakuza!
などなどの謎なアジア人役をやりながら色々思い巡ったのだと思う。
想像以上に英語圏の人々は、日本自体にあんまり興味はない。そして、アジア人の見分けはつかない。
東アジアは共通点も多く歴史的にも繋がる事実がある。とは、いえ文化が移りわたってきた過程で微妙なニュアンスが異なってくるのは事実。まあ、そこまでの部分が感覚で分かるのは難しく何かきっかけがないと興味が出ないのはしょうがないだろう。
その困難を抱えながら実績を残すのは、大変難しいこと。賞が取れたことで、彼自身評価されて大変良かったと思うし、日本自体に興味を持つ人も増えるのは大変喜ばしいんじゃないかなと素直に思える。
良いニュースだったなあと思ったので、今回はShogun のエミー賞について書きました。
英語学習している方は、真田広之さんの英語についての記事も書いていますので、もしよろしければどうぞ。彼の英語への向き合い方も、大変参考になるかと思います!
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海外ドラマについても、書いています。
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