距離感の違い
日本人が外国に行くと距離感の違いを感じる事が多いと思います。その逆で、外国人が日本に来ても同じ事を感じるでしょう。これは考えてみると結構興味深い事です。
オーストラリアは大きな大陸です。だから、そこで生まれた人や、長く過ごした人は日本で生まれて長く住んできた人よりパーソナルスペースが広い傾向。
これはどういう事かと言えば、他人と過ごしたり話している時に、あまりに距離が近いと違和感を感じてしまうという事。意外に感じるかもしれませんが、自分の空間を大事にしたい気持ちが強いということ。。
オーストラリアはイギリスなどヨーロッパからの移民も多く、私はあなたを受け入れてるよという気持ちを表すためにアイコンタクトしたり、気軽に挨拶して雑談したりする。そして、日本人より気軽にボディータッチをしたり挨拶としてのハグやキスをする人さえいる国です。
そして、節約したい人やする必要がある人は他人と家をシェアするのも一般的。
なのに、なぜ?と思ってしまう人もいるかもしれませんがそれはどういう事なのか。
挨拶やボディータッチそして生活とは分けて考える必要さえもあるんです。
近い時は近いけど、距離を取る時は取るバランス感覚が大事。
コミュニケーションを取る時や同じ空間で過ごす時に相手の状況を見て、距離感をある程度取らないと嫌がられてしまう可能性があるという事を知っておく必要があります。
英語圏の人は日本人より個人主義の人が多くて、自分と他人の境界を明確にしています。多民族国家だから、自分と他人は違うのが明確に分かりやすく無意識のうちに習慣づいているのかな。。
勝手に相手を予測して、同一視するなんて事したら大変ですから自分の事に目を配る人が感覚的に多い。快適に生きて行くための知恵。
相手の表情や雰囲気そして動作を総合的に判断して相手のコミュニケーションしたい雰囲気を読んでいる。これは真理だと思うのですが、それが習慣づいています。
だから、相手が近づいて欲しく無さそう。例えば、目を合わさない。挨拶しない。笑顔を向けない。話しかけても反応がない。。。とかが分かると自然と距離をとります。
空気読みがみんな上手ですよ!そういう意味では!
非言語コミュニケーションってすごい!!
逆に言えば反応しなければ距離を置かれてしまうという事です。
後、わざわざ会話する必要もない。用事だけ済ませたいみたいな場所ではみんな間隔を大きく開けます。
受け付けでの順番待ちでは、そんなに異様に近づいてくる人はいない。
私の経験では、日本人並みに列を詰めてくる人は異性の変態が多かったです笑
わざとぶつかってきたり触れてくる。。日本の痴漢とは種類は違うけど、私は“当たり屋”と心の中で名付けていました。当たるのをキッカケとした下心の塊である人の多さ笑。警戒心を抱いていました。。
だから、何も考えず日本での習慣並みに列で詰めたりすると怪しまれてしまうし雰囲気を上手く読んでコミュニケーション取らないと気持ち悪く思われてしまうんです。
英語圏では周りをよく見て、距離感を測る事がすごく重要。
外国では距離感は日本とは違う可能性があると認識しておかなければいけないんです。
そして出身国の違いにより距離感が違う事実さえあるから、相手の様子をよく見ていく必要がある。
私が思うに、外国人と接する機会があって距離感の違いを知るのが難しかったら聞いてみるのも一つのコミュニケーションを円滑にするコツと思っています。
「そういえば、あなた日本から来たけどパーソナルスペースってどんな感じなの?」
「私達の国では挨拶にハグするけど大丈夫?握手はどう?」
とか何度か聞かれた事もあります。
距離感違うから、分からないなら聞くのは良い事だなあとも思った経験です。