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英国は“have”が好き

私は、義務教育でアメリカ英語を主に習ってきたのでオーストラリアという英国の影響を非常に受けてきた国で暮らす事でイギリス英語とアメリカ英語の違いを認識する事がとても多かった。

その一つの例が、イギリス英語では“have”を好んで使う頻度が多いという事。

移民国家であるオーストラリアも、アメリカなどと同じく日常会話では、親しみをこめたい場合は、簡単な単語を使って話すように心がける人はとても多い。

それなので“have”も頻度としてはとても多い。

そして、アメリカ英語ではtakeを使う場面でもイギリス英語ではhaveの方が好まれているというのを実感した。
まあ、最近はアメリカ英語好きもいるし慣れてきている人もいるので全く気にしない人もいる感じだけど、代々英国寄りの英語を聞いて育った人はhaveじゃないと違和感を感じどうしても使うっぽい。

ちょっと例を下にあげておく。

take a break(米) → have a break(英)

take a seat(米) → have a seat(英)

take a  shower(米) → have a shower(英)

take a nap(米) → have a nap(英)

ざっと思いつくものでもこれだけある。

だから欧米人の場合は、takeを使ってるかhaveを使っているかで英国系かどうかは大体分かる感じになっている。

そして、オーストラリアでは“have to” という表現もとても良く聞いた。

これ訳すと「〜する必要がある」とかいう意味で日本では“must” ほどは強制力がないという位置づけで習うけど、そのつもりだと向こうの意図と違う場合も多々あった。
かなりきつめにアクセントをつけたり文脈によっては強制に近い”must” 寄りで使ってる事も多く「これは強制ですか?」と聞いて確かめないと分からないなと思った時も…

めんどくさくて、無視したいと意図を聞かずに

「have toと言われたから、強制じゃなく罰則もないだろ。ハッキリ言わなかったお前が悪い!」

と文脈は無視で怒る人も見たことあって、なるほどだから最近はビジネス文書ではハッキリと文字どうりの意味に書くように習うんだなと納得した。

そうしないと人によりいろんな意味に取り放題になってしまうから笑。

大学では明確な英語(plain english)を書かなければ誤解を与えても会社側の責任だし強制力はないからそう書くように習った。

ただ未だに、have to を連呼する人も多くいい加減に流れていく事も多そうだと思っていた笑。

こういうのは挙げるとキリがないけど、意外とイギリス英語ははっきり書かなかったり言わなかったりして空気読めみたいなのも多い。
だけど、いろんな人が移民してきているからそういうのも限界なんだと思う。過渡期を迎えているなぁと……。

ビジネス英語としては、だんだんアメリカのような契約社会の文章を取り入れるべきという流れになっていっている。明確に言語から意味をとったほうが言った言わないの話になりにくいため。

話は変わるが、“have got to ” もオーストラリアに住んでいる間良く聞いた表現。時制は関係なく殆ど“have to” みたいな意味で使っている。

これも文字通りというより文脈がすごく関係していた。

これはイギリス英語、アメリカ英語もどちらも同じだけど、意外と単純な英単語を使ってコミュニケーション取る場面は多い。
そんな中でも、イギリス英語圏の影響を受けている人は傾向的に“have” を好んで使うという話でした。

アメリカ英語とイギリス英語の違い。いろいろ!

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