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Wednesday の意味

最近、Netflixで『Wednesday』というドラマが人気みたいです。私は、まだ観ていないんですがそのうち観ようと思っています。

ところで、Wednesdayは水曜日という意味です。何で、水曜日をWednesdayと書くか考えた事はありますか?しかも、このドラマの主人公は名前が“Wednesday”です。
意味を知らなきゃ、全然しっくりこないでしょう…。“水曜日ちゃん”ではないでしょう。

と、いう事で今日はWednesdayの意味について書きたいと思いました。

こうやって何気なく使ってる英語での曜日でも、非常に英語圏の文化が反映されている。

北欧神話の影響が非常に強いのがこの言葉。

特に、この”Wednesday”が神話の中では最も重要な人物の”Odin”が語源と知られています。

全く違って見えるのに、どういう事だろうと思いませんか?

しかも、Odinは読みは発音記号で表せばóudinとなり、無理やりカタカナにすればオーゥディンという感じ。まさか、Wednesdayにはなりません。

これは、英語の語源に遡るすごく古い英語を見るとよくわかる。英語はゲルマン語に属している言語なんです。
そして、それは遡っていけばドイツ語などのヨーロッパの語族に辿り着きます。

北欧神話というからには、古い言語の方が本来近い。だから、Odinは変化した形なんです。元々は、WêdaとかWōden。それが段々変化してOdinになった。

この、WêdaとかWōdenを見るとなんとなくWednesdayに似ていますよね。暦に神様の名前をつけていたって事なんです。

こんな、些細な何気ない単語にもヨーロッパ由来の古いGermanから変化したものが含まれている。尚且つ、神話の要素まで含まれているわけです。

このOdinがどんな神かといえば、北欧神話でいうと最高神。神様の中でもトップなんです。

知識に貪欲、魔術を操り国を収める。命を失うことさえも厭わない戦いに強い神としても知られています。
そして、彼の親は国を創った創造神でありその名を継いだとも言われている。

こんなとてもポピュラーな神様です。映画などのエンタメ作品にもたびたび登場する。知ってるだけでも、お話が面白くなりますよ。

Wednesdayの成り立ちや意味そして文化的背景を知れば、名前に使われるのも納得できます。

英単語一つとっても、めちゃくちゃその言語が成り立った国の文化を表している。そう考えると、非常に語学も意味を持ったものになります。

英単語についていろいろ!

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