中国人の使える英語教室
使える英語を教えたい、そんな英語教室が無料で開かれているのを西オーストラリア州パースで見た事があります。
オーストラリアは移民も多く、英語圏出身ではない人もたくさん職場にはいます。
職場の上の立場の人も英語が出来る様になって欲しいと必死なんですね。
だから、ボスが他の従業員に時間を設けて一生懸命英語を教えているのを私は見た事があります。
最初は、中国人経営の中華料理店でその様子を目撃しました。
中華料理店なので、お客さんも中国人観光客が多いから従業員は全員中国語ネーティブでした。ただオーストラリア人も中華料理は大好きなので、英語が出来ないとまずいです。
中国語と英語、両方喋れる人材が欲しい訳です。ただ、当然現地の人のようにオーストラリア人がわかるような英語を喋れる人ばかりではない。
私は好きでこのレストランに何度か行った事あるのですが、ピークの時間が過ぎると、接客の時に使う英語表現を大きな声でボスに続いて繰り返し言う声が何処からともなく聞こえてくるんです。その後、一人ずつ言わせて発音を確認。違っていればボスがもう一度発声しそれを真似させるという事をやっているのが直ぐわかります。
私は興味あったのでトイレに行くふりをして、その近くまで行ってみた事があります。
空いている客室に従業員を沢山集め、想像通りボスが先生のように発生し、その後続いて発声するというのを繰り返しているのが見えました。
とてもみんな真剣で、積極的に発声し
これでいいかな?
と確認しあっている人もいました。
それにそのボスも1人1人修正して、誰も文句言っている人もいません。
雑談に使える表現
西欧又はオーストラリアのコミュニケーション文化
接客時に使える多数の表現
色んな英語をみんなでリピートしあい、その音は1時間くらいは続きました。
私はその英語教室の音を聞きながら、これって下手に留学して英語学校に入るよりいいなと感心したんです。
前にも書きましたが、語学学校は文法中心の時間も多く本当に使える英語の音をリピートする時間は少ない場合も多いです。
しかも遊学していて意識が低いバカな生徒も結構いて、音をリピートさせる授業で先生が教えて発音を矯正しようとすると怒りだしクレーム出す場合が割とあり、そういう時間が減ってしまう状況も私は何度か見てきました。
中国人があまり英語学校に入っていなかった事にちょっと納得しました。
中国人コミュニティでオーストラリアに馴染んでいるオージーがいれば、その人が英語を教えてみんなで高め合っていけば何も英語学校にわざわざ行く必要ありませんよね…
中国人の若い子達は平均的に英語をとても上手に使っている人が多く、中国人が世界中に移住しビジネスして生活し成功している底力が分かる気がしました。
彼らは、その国の文化を知り自分たちのビジネスとうまく融合させる力がある人物が多く非常に優秀なんです。
そして日本人のように英語が出来る人を見つけて足を引っ張っている人は殆どいません。そういう人がいたらバカにされる事が殆ど。
経済的に発展してきた中国人の考え方は見習うべき事も多いと思いました。
彼らは、日本語にも興味を持つとオージーと同じでどうやって言うのか音を聞いてきて真似します。
私が同じ日本人から日本人らしく英語喋れと言われたり、オーストラリアの文化に沿ったように行動すると注意してきたりする日本人に困らされてきたのとは真逆な状況です。
そういえば、日本語についてたずねてきた中国人の子に、ちょっと中国語を教えてもらおうと思い疑問に思っている事を聞いた事があります。
パースも最近は中国人がとても多くなってきて、中国語を聞く機会も多かったので…
そうしたら、その子は発声して私に繰り返してみるようにいい、言い方を何度も色んな角度から教えてくれました。発音チェックもしてくれて意外と楽しかったです。発音良いねとか褒められて煽てられツボを抑えられて気づいたら次々覚えたいと思い始めました。
中国人達はほんといい先生の素質ありました 笑
彼らは、日本人と同じアジア人ですが英語をはじめ言語を使えるようになる事を目標にしている人達は音から学び繰り返し覚える事をしているんだなと実感しました。
中国人の使える英語教室はすごい!
日本人も見習うと語学上達するからいいなと思います。
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