自分を騙す力
私は英語上達の秘訣は、引き出しを増やす知識のインプットも大事ですがアウトプットはそれ以上に重要と思っています。
その時に、必要な技術の一つとして案外
自分を騙す力
も必要と私は考えています。
この力が有れば、以前私がここで書いたような恥ずかしいという気持ちや失敗したらどうしようという気持ちをコントロールできるのではと考えています。
自分を上手く騙す事ができれば、この2種類の英語上達を阻む心理ストッパーを外す手助けになるのではという話。
私はオーストラリアに長期間住みましたが、専門学校と大学に行く前に英語学校にも通いました。
そこには本当に色んな国から生徒が集まります。よく喋る人はほんとよく喋って圧倒されるくらいでした。私が以前書いたような恥ずかしいとか失敗したらどうしようという気持ちがあるようにはサッパリ見えない人も多かった。
だからこそ、どんどん覚えた表現や自分が知っているフレーズを組み合わせて凄く喋る事出来るわけです。
でも、よく聴いていると別に完璧に間違えず喋っているわけではありません。中には文法がめちゃくちゃの人さえいる。。。
でもお喋りしていて楽しそうです。
こういう感じの人達に共通していたのは、自分はすごく英語力が高いと自信を持っている人が多い事でした。
それを証拠に、スピーキングテストで点数が思った程高くなかったりすると
「私は完璧に上手く喋れているのに、何でこの点!!!先生の方がおかしいのではないか!!!」
と文句を言いに行く人さえいました。
間違いだらけの癖に、自分は本当に出来ると思い込んでいてそこまで行くと面白いレベルでした。
自信に満ち溢れている雰囲気です…笑
自分は、優秀でこんなに英語が流暢なんだ!!と身体全体からオーラを発している人さえいました。
こうなってくると余程のおバカさんか、自分を上手く騙せているかのどちらかになります笑
でもこれにはとんでもない効果があると私は思いました。
不思議な事に周りの評価も、上がるんです。
例えば、同じ程度の実力の人がいる場合は自信がある人の方が圧倒的にテストの点数が高くなっていました。
先生は文句言われそうだから点数を上げているのか、自信がありそうだから出来る様に見えてしまったのか事情は分かりませんが、いくら同じ実力でも自信たっぷりの人が高得点を貰える確率が高い。
態度が堂々としている。それだけで得な面があるのも事実。
それに姿勢も縮こまっていないので、科学的にも血流が上がり脳の血行もよくなり学習能力も増すのではと思います。
それで面白いことに、自分はとっても出来る人間で英語を完璧に使えていると思い込む。
言い換えれば、自分を上手く騙せているバカの方が圧倒的に卒業時に英会話が上達している場合が多かったです。
アウトプットが自然と多いからでないかと私は思っています。
よく考えてみて下さい。自信がないと、言葉が出てきづらいですよ。自信があるよりは、、簡単な話です。
自信がなければ、ハッタリとしてでも自分が出来る人間と演技をする。形から入れば案外人間は自分自身を騙す事はできます。自分を騙す努力をする事は重要ではないかと私は思います。
それで周りにもよく見える、そして実力も上がるなら自分をどんどん騙していきましょう。
マジメに勉強しているだけではダメ。
どんどんバカになって自分を誤魔化しながら恥や失敗への恐れを捨てていけば、英語上達のスピードは上がると思います。
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