言外の意味を汲む大切さ
英語表現は、全てはっきりものを言っている訳ではありません。なので、言外の意味を汲むのも非常に大切です。
これは言い換えれば、表現されていない言語以外の部分を認識するということと同義です。
たとえば、有名な
What do you do? という表現があります。
とてもシンプルだし、難しい部類ではないので、学習が進んでいる人は目にしたことがある表現でしょう。
この表現は現在形を用いているので、たずねている相手が習慣的に行っていることについての問いになる。
意味は「普段、何しているの?」という風に捉えれば良い。
けれど、相手が真にたずねたい事は話の流れに依存しているのです。簡潔にいえば、英語圏で産まれ育ってきた人は 本来意味としては、What do you do? の末尾につくfor を省略してこの表現を使っているのです。
書き換えると、What do you do (for ...)? の意味ですね。
ここでのポイントは、for 以下のことを相手に示さなくても文脈から理解できるだろうから敢えて相手に表示していないという点。
この for 以下は、
有名どころでいえば、
for a living
for your free time
がありますが、実際にこれは話の流れに大きく依存するのでこれ以外にも色んなパターンが存在します。
よく What do you do? は、こういう意味だよと言わんばかりに断定系で書いてあるものがありますが、それは無数にある中の数例なだけで多くの場合にこの表現をfor 以下を省略で使っているという点を考慮した方が良い。それを考慮しないとコミュニケーションのすれ違いが起きてしまう可能性も捨てきれない。
こういう英語表現は案外と多いので、文脈をしっかり把握し言外の意味を汲む力もかなり大切になってきます。
それには、細部に拘るだけでは不十分で全体を把握する能力の強化も必要です。
表現を暗記するだけでなく、読解力や聞き取り力も同時に強化し全体像を性格に汲み取る能力強化も大切。
今回は、What do you do? という簡単な表現を例にあげて言外の意味を汲む大切さについて書きました。
さあ、
あなたは簡単な表現だから理解出来ていると思い込み全体像を見逃していませんか?
たまに、自問自答してみましょう。
コミュニケーションというのは、単語や表現などの細部だけでは足りず、全体像の把握も大切という意識を持つのも忘れてはいけないのです。
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