Boxing Day について
英国圏では、26日はBoxing Day となっています。そして、ホリデーとなる。
その期間からお店では安売りのセールが始まります。これは、年末に向けての在庫調整でしょう。
多くの人にとっては、買い物の日なのですが実際はこれもクリスマスと同じで宗教と大きく関わっている。
宗教的な意味を気にかける人も英語圏にはいます。特に英国圏では。
日本では、この日はそんなに知られていないはずですが、Boxing Day について知っておいて損がない。
Boxing Day は、文字どうりボクシングデーと読みます。なので、ボクシングを連想しそうだけど違う。
箱のBox を思い浮かべるのが正解。
そして、box には動詞もあるんです。
これを考慮すると、
Boxing Day は、「何かを箱に入れている日」とすると正確な意味になります。
この箱詰めする日は、クリスチャンが恵まれない人々にプレゼントを箱に入れて渡している日でした。時は、英国ビクトリア朝時代に遡る。古い歴史があるのです。
英国は、階級制がある国。お屋敷でご主人様のために働く使用人たちは、一般的にはクリスマスもお休みは取れません。けれどBoxing Day は特別。
家の長が感謝を表し箱に詰めたプレゼントを下のものに渡す日となっていました。そしてこの26日はプレゼントと共にお休みが与えられた。
Boxは、日頃の感謝を表したり富むものが貧しいものに与える日というクリスチャンの精神が反映されたお休みだったのです。彼らにとっては尊い日なのです。
今はすっかり英国圏でも
セールに行く日!
クリスマスの残飯を食べる日!
食べすぎたから、ジムに行く日!
スポーツを観る日!
みたいになっています。
オーストラリアもそうでした。
けれど、保守的なクリスチャンは割と意味が忘れられていることを快くは思っていない一面もあるのです。
クリスマスとおんなじで商業的な祭りになっていることに、嫌な気分がすると言っている人もいました。不快感があってもグッと我慢している人も存在すると、頭の片隅には入れておいた方が良いでしょう。
平均的な日本人は、宗教はあまり身近ではないでしょう。けれど、自分がどう思うかは置いておいて英語圏の人と接するのには、知っておくべきなのです。
相手の反応を見てコミュニケーションした方が上手くいきます。
なので今日は、Boxing Day について書いてみました。
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