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賛成してるの?してないの?

何か物事を決める時、賛成か反対か聞かれることはあると思います。そんな時、英語でどのように答えるのか。今回は、そんなよく使いそうな表現。特に、賛成について書きます。

そんな中でも、英語に慣れていないと間違えやすい表現を紹介します。

さて、ちょっと学習が進んでいる人は、「賛成です。」と言う時に、agree という単語を使うことは知っているはずです。

“I agree with you.” と言いますよね。

けれど、意外にもこの表現を使う人ばかりではないんです。特に、賛成の度合いを強めた状態で伝えたい時はもっと違う表現を使いがち

どの程度、賛成しているのかを伝える表現がいろいろありますが、間違えやすいもので、

“ I couldn’t agree with you more.”

というのがあります。

これは、否定系が最初に来ているので、英語に慣れていないとついつい、 
え!?賛成してるの?してないの? と混乱しがちでしょう。

けれど、この 
I couldn’t agree with you more. は、それどころか、大賛成の意味になっているのです。

しかも、度合いとしては、かなりのものになる。

more が度合いを表しているのがポイントです。

この表現を使って、賛成を伝える時点の もうこれ以上はない を伝えています。

「私は、もうこれ以上は賛成できない。」ということ。

言い換えれば、このフレーズを口から出した時に、賛成しているという前提がそもそもないと「これ以上」なんて言えないことを意味する。だから、否定系を使っているけど賛成なのです。

そして、couldn’t はcan’t でも良いし、咄嗟に反応する時はどちらも使うのですが、ずっと考えていたことなんかはcould が良いです。真剣さを足すために、議題で話し合っている時なんかは、couldの方が傾向的によく使われている感じもする。

could は、ちょっと丁寧なニュアンスが足されるので重宝されている。「公式感」のプラスです。かしこまっているのだから、それだけ真剣度がある。よく考えた上で、それでもみたいな雰囲気。

なので、 本気でそう思うよ。
と伝えたい効果があります。

まとめると、

“ I couldn’t agree with you more.”

は、賛成に対する真剣度と、その度合いを表す表現。そして、言葉を発した時よりも最上の状態はもうないと表現しているのが重要になります。

このことから、大賛成の意味になる表現。けれど、慣れていないと、賛成してるの?してないの? と思いがちな表現かもしれません。


英語表現について書いたものを、まとめています。

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