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やらない事を見極める力

能力を上げたいと思うと、新たに何かやる事をリストアップしてやる事ばかりあげ始める人が結構多いと思います。

だけど、時にはやらない事を見極める事がとても重要だと思うんです。辞める技術だってすごく必要なのではないかと。。。

何故かって、時は有限だからです。

やる事ばかり上げ出したら、パンクしてしまう。そしてどこかで無理をしているから本来何をしたくて始めたのか自体を見失ってしまう人もいます。

これはどんな事にも言えると思いますが、英語習得にも当てはまります。

英単語1日〇〇個
英語リスニング毎日3時間
TOEIC 問題集 〇〇ページやる
オンライン英会話を仕事帰ったらやる
英語日記を毎日書く
SNSで覚えた英文法をシェアする

などなどなど

あげだしたらキリがありません。。。

英語使いになりたいと思うあまり、一気に沢山の事をしようとしていないか。見直すことは必要です。

自分の許容量を超えていたり、どれだけやっても苦手な部分を強化しようとしたり、やっていて苦痛に思う事をこなしていたり、効果が出ない事をずっと同じ方法で続けていても時間の浪費をするだけで気付けば嫌になってしまいます。

これもまた英語を習得して英語使いになるまでに辞めてしまう人が多い原因の一つです。

辞める事を決めて、集中する部分を決める。

これも大切な事なんですが、なぜかやる事ばかり挙げる人が結構いるのは何故でしょうか?

英語は単純な文型で非常に明確な言語。
日本語ほど複雑ではない簡単な言語です。

誰でも使いこなせるようになるはずなのに、出来る人がそんなに多くないのは詰め込みすぎも非常に影響しているのではと思います。

海外に生活してみると、様々な国出身(英語圏以外の国出身)の人が英語を使っています。それに頭が良いか悪いかは全然関係ありません。

だから、使えなくて苦しんでいる人でも出来なければ変な事です。一度詰め込みすぎで疲れ切っていないか自分自身を振り返ってみてほしい。

一つずつ例を挙げていきます。

まずは英会話。

英語を話せる力を伸ばしたい人は、ともかく慣れが必要です。口を動かし相手に反応する瞬発力。今ある語彙力や知識の中で良いので言いたい事は何か知りそしてそれを表現する練習をする必要がある。それ以外の事は必要ないです。そして気持ちの持ちようが影響していないか振り返って欲しい。

英文のエッセイを書きたい人は、どんな文章を組み立てれば通じる形か知る必要があります。あとは、議論とは何か知る必要がある。残念ながら、議論とは何か分かっていない状態でいくら高度な文法や単語を使っても意味が分かりにくい文章になりさほど意味がありません。時間を使っていても意味ないです。

英語が聞き取れるようになって、英語の歌や映画などを日本語なしで聞き取れるようになりたい。そう思う人は耳を慣れさせる事が最重要課題になります。英語の音を自分の好きなものでともかく聴くことが大事。日本語と同じレベルに違和感がなくなってくるはずです。

英語の本を読めるようになりたい。そんな人も慣れ親しむ事が重要です。そして興味がある内容のものであると継続できるので良いです。そして自分のレベルにあった本を適切に選ぶ必要があります。最初から難しすぎるものを選ばない事も重要。徐々にレベルを上げて最初から全部の理解を目指さない事です。

別に英語を使う必要なんてない!資格で点が取れれば良いだけなんだ!そんな人もいると思います。そういう人はまずは試験問題の癖を見極めいかに時間短縮するための“ズル”を見出す事ができるかがポイントです。パターンがあるし引っかからないようにする技術が重要です。正直、英語力が高くなくても暗記である程度はいけるのが資格。だから、英語使いになりたい人には特別な事情がない限り私はお勧めしません。

上ではここに、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4技能について書きました。

全てに共通して言えるのは、詰め込みは良くないという事です。言語は慣れが重要なので自分のレベルを適切に見極め練習することこそ重要なんです。

いくら英単語や英文法を大量に入れ込んでも、それをアウトプット出来なければさほど意味はない。そして言語は相手があってのことです。“公式は”ありません。

習うより慣れろですね。

である一方、これは資格重視の勉強方法とは乖離しています。それをまず認識しなければいけません。資格は高得点を取るには暗記が重要なので、、パターンの覚え込みや複雑な文法とかも覚えた方がいい事からも明白です。

一つ自分が伸ばしたい能力を上げると、それが結果他の技能の向上にも繋がります。

リスニングを例にあげましょう。

よく聴いていれば自然と耳にする表現や単語が増える。それは読み物を読む時にも役立つ。耳が良くなれば相手の言っている事を理解できるから対話できる土壌に上がれる。真似してみれば会話の練習になり英語を話すのに違和感がなくなる。書く時にも語彙力が増えたり相手に理解してもらうにはどうすれば良いかの参考になる。多民族国家である英語圏ではみんな違うから伝えなければ伝わる可能性が低いと考えているので論理的に喋る人も多いです。こういう所がエッセイ書く時の参考にもなる。

あれやこれや手を出して色々憶えまくった所で苦労ばかりして嫌になりがち、それよりは何をやりたいか判断して徹底的にいらない部分を捨てる技術も重要ではないでしょうか。

英語に関して言えば、どれか一技能だけで他が伸びない事はありえないので大変有効です。

詰め込んで憶えまくり尚且つ他の事もする。そして疲れてしまい辞めたくなる人は

やらない事を見極める力

こそ今必要ではないかと認識してみて下さい。

捨てる技術は人生が有限である事を考えればすごく大切です。

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