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会計年度について。

日本では、個人の確定申告のシーズンになりました。なので、今回は少しだけ思考を変えてお金の話をしようと思います。

日本も外国も、一定の期間を一区切りとする「会計年度」というものを定めています。そんな、会計年度について。

会計年度は、一般的には1年間。その期間の文書をまとめています。公的書類や会社などもそれに合わせながら書類を作ったりします。

日本では、この会計年度は4月1日から3月31日まで、それに基づくと2024年度は、2024年4月1日から2025年3月31日とされています。そのため、法人の確定申告は個人とはちょっと時期が違います。

さて、これをFY2024とかFY 24 とか書いたりします。
因みに、FYFiscal Year Financial Year   の頭文字。

よし、分かった。そうは思っても、海外となってくると会計年度が同じとは限りません。違う場合があると認識が必要です。それに伴い決算の時期が異なる可能性も出てきます。

因みに、日本と同じ会計年度の国は英国と英国連邦に属する国は同じ場合が多いです。主要国は、英国、南アフリカ、カナダ、インドがあります。

けれど、私が住んでいたオーストラリアは、英国連邦にも関わらず少し状況が異なっています。7月1日から6月30日です。ニュージーランドも同じ。

さて、アメリカはどうなっているのでしょう。米国は何度も会計年度を変えている国なのですが、現在は政府としては10月1日から9月30日に設定しています。けれど、州や市となるとまた別で個別に見ないと間違う可能性が高くなってしまう。なので、会社も色々で確認するのが安心。

それに加えて、所変われば、1月1日から12月31日を会計年度にしている国も珍しくありません。中国、韓国、ドイツ、フランスなどがそうです。

会計年度には、もうひとつ問題点があります。FYの書き方の違いです。会社によっては、次の年を前の会計年度に含めたり含めなかったりします。だから、自分の知ってるところが、25年の月を前年に含めていたからといって他もそうとは限りません。Following Year (翌年)が含まれるかそうでないかの確認が必要という意味です。

大体は、それぞれの書面に説明があるはず。なので、しっかり読み込むことも大切。

このように、日本の個人と法人の会計年度が他の国と同じという保証はなく、なおかつFYの期間や書き方も場所によって異なっているという事実は頭に入れて、必ず確認作業をするというのが最も良い方法でしょう。

それに会計の書き方も、日本企業と外国企業が同じとは限りません。なので、これも注意深く見ないと間違います。

英語を使って仕事をしたり、外国の経済指標を実務で見たり、書類をまとめる人は必ず会計年度が違う可能性を頭に入れて対処する必要がある。

実務能力としては、説明は、英語でもスラスラ読めるくらいの能力はいるはず。そして、正確に読む能力も大切です。読みがメインの仕事なんてないし、それは分かっている前提で話が進むのが仕事なので。お金が絡むのが仕事なので間違うと大変ですから…

実用英語という観点では、多くの人には読むこともまた重要でしょう。

仕事じゃなくて個人でも、投資なんかしている人は会計年度の知識は役立つのではと思います。

今回は、会計年度(Fiscal Year, Financial Year)の様々な違いについて書いてみました。

英語学習中の人でビジネスなんかに興味がある人は、グローバル企業が公表している
Financial Statement (財務諸表)なんかを読んでみてもいろんな発見があるかもしれません。

こんな話も書いていました。

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