雲がたとえとなっている。
ある程度、英語を学んできた人であればcloud に雲という意味があるのを知っていると思います。
そのために、この単語を見かけたり、どこかで聞こえた時に天気の話に違いないと思いがちです。
しかし、空を眺めてみると、その様子は表情を持っている。雲の形はいつも同じじゃなくて、そのために非常に空の風景を変えている。
雲はたとえとなっている。
曇りだと、どんよりした見た目だから暗い気持ちになる人もいる。
真っ黒な雲は不安に感じさせる。
モヤがかかったように広がっていれば、その先がよく見えない。よく分からないし、はっきりしない。
ボンヤリしてて、ちょっと怪しい。
そして雲に手を伸ばそうとしても、届きませんしその場に持ってこれませんね。
英語で考えなくても、こんな雰囲気は分かると思います。
それを踏まえて、
a dark cloud
a cloud over the future
put a cloud over the truth
を見るとよく分かると思います。
それぞれ、暗い未来、未来に影を落とす、真実を曇らせるとなります。
over は雲が被さってるイメージなのでこうなります。
しかし、on だと少し違うニュアンスになります。その上にいる場合どんな気分か。
ここで、
floating on the clouds を見てみます。
何個かある雲が塊になってて、その“上”に浮かんでる。
これって文脈によっては、夢のような気分で嬉しいとも取れるし、不安とも取れる両方の意味になります。
こんな感じに、雲がたとえに使われると、文脈で変わってきます。
ちょっと語源はいろんな説があるので断定できないんですけど、 on cloud 9 という場合は、cloud 9 の上にいるということ。
最高級の喜びや嬉しさを表す。
おそらくですが、米国で雲を0から9に分類してた時期があり、0が1番低い場所にある雲で9が1番高い位置にある雲とされていた。
なので、9だと天にも昇る気持ちって事なんです。英語だと、cloud 9 = extremely happy となる。
雲はいろんなたとえになるんです。
言語のままとると雲になっちゃうけど、日本語と同じように当然たとえの表現もあると頭に入れておくと良いです。
日本語も英語も文脈が大切な例として、雲がたとえとなっている例を紹介しました!
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英語表現について、いろいろ!
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