話したければ同時進行
日本の教育を受けていると、単語や表現をノートに書いて暗記して、そしてそれから口に出すが正解と思い込みやすいです。
英語を話したいと思っているのに、なぜこういう方法をとってしまうのか。疑問に思う必要があるでしょう。
話したいと思っているなら、話す練習をしないと慣れないからという当たり前の事実があるからです。
そして相手の言ってることを聞き取れなければ、反応を返せません。それどころか、言語だけではない非言語の部分の動作や表情をよく見ないといけません。
相手の反応を正確に受け取るようアンテナを張り巡らせる。そして、自分もそれに反応する。その繰り返しがあればあるほど、会話に慣れます。
でも、暗記しないと口から出ないよ。
と思うかもしれません。
それはそうかもしれないけど、覚えよう覚えようと頑張って記憶しても使わないと忘れてしまうんです。
“使っているうちに自然と覚えた”が1番最強なんです。であればこそ、記憶に刻み込まれる。
新しい表現や単語を見つけたら、すぐに暗記しようとするのではなく、口からとりあえず出してみるのを同時進行すべきなんです。
よく出てくるものは自然と癖づいていくはず。本来、学習とはそういうものなんです。
英語も他の言語と同様。音もとても大事。沢山聞いて慣れる。そしてそれを物真似してみるのはとても大切です。
外国人で日本語を覚える人は、とりあえず最初は完璧でなくても口から出します。それで感覚を掴んでいく。こういう人は、ちょっと違ってても通じれば良いと思っている。
けれど、日本人は覚えなきゃの精神で頑張って頑張って覚えこもうとする。緊張状態で…。この部分が大きく違う。
思考の癖は長年の習慣で確立されていきます。癖づいたものは新たなことを、刷り込んでいかないとなかなか消えません。
暗記信仰をまずやめる。
ともかくよく聴く。そして口から出すをして自然と覚えていく方法をとってみようと意識する。
そして、実践するのが大切です。
相手がいない。使う機会がない。
本当にそうでしょうか?
ラジオ英会話や動画を繰り返し見たり聴いたりして口から出すは出来ますよね。
独り言や、架空の話相手を作ることは可能ですよね。
外国人と話す事に慣れないのであれば、日本人同士が英語で話したって良いはずなんですよ。
そして口に出すのに慣れていったと実感できれば、話も少しずつ上達していきます。
残念ながら、その段階に上がっている人自体が少ない。
口から出ない。相手のことが聴き取れない場合に、すぐ覚えが足りないと考えたり勉強が足りないと思い込む。
違うんです。
慣れが足りないんです。聴いて口に出す練習が圧倒的に不足しているんです。
話したければ、聴いてそして話してる時の様子を見て、口に出していく。
そうすれば、同時進行で自然と覚えていく。その形が会話を上達させるには必須なんです!
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英語上達させるための考え方。いろいろですー