バレンタインデーの風習
日本と英語圏では、バレンタインの風習が全然違います。
私が滞在していたオーストラリアでもそうでした。
日本ではこの時期になると、有名百貨店やお店ではまるでチョコレートの祭典のようになります。
そして、好きな人に告白するためにチョコやギフトを準備したりもする。
普段、お世話になっている人に何か贈り物をする。そんな日にもなっています。
けれど、これって日本特有の現象なのです。
そもそもバレンタインは、「チョコ」みたいな定番もないし、「告白」する場でも贈り物で感謝を表す日とも決まっていない。
どちらかと言えば恋人同士の日です。
そして、どちらともに何かあげあうとか。
それでなくても、一緒に楽しく過ごすとか。
そういう雰囲気の日なのです。
オーストラリアは、多民族国家。
キリスト教がバックグラウンドにない人はそもそもバレンタインをやらない人もいた。
第一、元々はバレンタインは宗教の祭りなので今の日本の風習は独特で変な事とも捉えられる。
まあ普段から愛情を伝え合ってるのでそれで良いよねという感じの人さえいたし、興味ない人もいます。
ただ会社なんかでは、上司の采配1つでイベントみたいにしてる所もあるかなという感じ。
なので、バレンタインは「チョコ」とか
男性から女性に渡して告白
とかそういう決まった風習はなかった。
人それぞれ感がとても強いなという印象でした。
ただ傾向としてオーストラリアでは、どちらかといえば男性から女性に花束を渡すとかそういう印象の方が強い。告白ってより好きな人にアピールする雰囲気があちらこちらで散見される。
けど、近年は日本みたいに百貨店がホワイトデーコーナーを作ったりしているのでもしかしたら似た雰囲気になっていくのかな?という気もしないでもないけれど…
英語圏の方が日本より物質主義の人がかなり少ない印象だし普段から思いを伝え合う人が多いので、特別に「この日こそ!伝えなきゃ!」みたいにバレンタインのみ恋人同士の日として盛り上がる事はないだろうなとは思います。
それぞれ楽しむ人はいるだろうけど、何かあげるにしても、皆んな揃って「チョコ買わな!」みたいな習性にはなりにくそうな文化。
バレンタインの風習は、日本と英語圏ではすごく違うし文化的背景によって様々という話でした。
日本のバレンタインの風習は商業的に拡大したという事も知っておくと良いでしょう。
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