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アクセサリーの意味から分かることは…
「アクセサリー」という言葉を聞くと、まず思い浮かぶのはネックレスや指輪などでしょう。
英語でもアクセサリーは、accessory と書かれ洋服に添えるものとしての意味はちゃんとあります。
けれど、意外にもこのよく知られている意味は歴史からするとあまり古くからある意味ではないのです。
accessory のいろいろな意味、そして語源を辿っていくと色々なことが分かります。
この英単語は、現代に主に使われているネックレスや指輪などのアクセサリーの意味の他にも法律用語として使われています。
使われた方としては、
accessory to murder とかそんな感じ。
accessory to の後に、犯罪の名称がついて使われています。
そして、この場合で使われる意味の方がむしろ古い意味です。
特に殺人のような重罪を犯した人の手助けをした人という位置付けで使われています。
主犯ではないが共犯という意味合い。
これは、もともとラテン語経由の変形から出来た英単語です。説によると、この accessory はラテン語の accedere からの変形と言われています。このaccendere は、approach , enter upon , come near, go to などの意味があります。そして、このaccendere の変形が今も英単語であるaccede で、そのaccede から紆余曲折を経てaccessory になりました。
なので、単純にaccessory は「アクセサリー」だけの意味という訳ではないです。
アクセサリーは、洋服のようにメインではなく足されている付属品のようなもの。そんなニュアンスから、語源に近い accessory になったのかなという気もします。
そして、綴りをよく見ると分かるはずですが
accessory とaccede なんか似ていませんか。
acce が同じです。それに加え、access とaccessory は、access が同じです。
accedere が、accede と accessusに分かれ、そしてaccess が生まれました。
なので、間接的にですが
access とaccessory がつながっています。
そのために、accessory も文脈によってコロコロ意味が変化する単語です。語源を辿っていくと納得できる話になっている。
ただ身近なネックレスなどのアクセサリーに置き換えているだけで、犯罪者にとっては犯罪用語かもしれず、法律家にとっては法律用語かもしれないのがaccessory という単語です。芸術家にとっては芸術用語かもしれないという側面もあります。
このように、アクセサリーaccessoryの意味から分かることは沢山あります。
それは英語が色んな言語を巡ってきている裏付けとも取れます。
ひとつの単語から色々な場面を連想できますか?
出来るようになってこれば生きた言語を巡ってこれている証拠かなとも思えます。
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英単語についても書いてまとめています。
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