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英語の分数の呼び方
わたし、オーストラリアで会計学を勉強したので授業で数字に触れる事がとても多かったです。
オーストラリアに渡る前にも経済には興味があったので、自分で本など読んだりして会計の事も独自でですが少しは勉強していました。
だけど、基礎から確認してじっくり基礎固めしたいなと思ってたのでTAFEという職業専門学校から勉強しました。
そこには、数学のおさらいをする授業もありました。
だからもちろん、分数なんかも良く登場して、先生も良く説明しました。
だけどね、この分数の呼び方が日本で一般的に良く習うものとは異なっていたんです…
私は理系だったし、研究室はわりかしその分野では有名だったので国際学会発表を目指していた人も多かった。だから、英語の専門書を読みその問題を解く時間が設けられていました。
その時の記憶が読み戻されたので、分数を英語で読む事はそんなに違和感がなかった。
でも日本で良く使用していた筈の読み方だと、先生や周りの生徒達に若干“?”のマークが浮かび上がるのが分かったんだんです。
数秒考えてから、あーそれね!という感じになるそういう人も多かったです。
私の分数の言い方は正解だったけど、聞き慣れない言い方の人も沢山いるという事実が分かりました。
その事をこれから説明します
例えば、分数である4分の3(3/4)は英語でなんと言うでしょう?
日本のテキストで勉強している人は、まずthree-quartersやthree-forths がパッと思い浮かぶと思います。
だから私も最初オーストラリアでこう言っていたんですよね。
すると多数の人が ??? となるわけなんです
ある日先生が、
あー、three over four の事だね!
そう教えてくれたんです。
なるほど、
4の上に(over)3がある。
すごいシンプルな言い方してるんだな!
と目から鱗が落ちました。
わたしが普段から感じていた事は、多民族国家の国オーストラリアは出来る限り誰にでも分かりやすいような言い方を心掛けている人が非常に多いなということです。
この分数の言い方もこの数字の上にこの数字があるんだよ。とover の方がイメージしやすいなと感心しました。
それから私も積極的にこの言い方をつかうようになりました。
わたしが大学に入学した後も、複雑な方程式を説明する教授などもこの言い方を非常に良く使っているのが分かりました。
式が複雑で有ればあるほど、この単純化したover を使う分数の言い方が活躍し始めた。
例えば、2/(x+1) も、2 over (x+1) とかで言えるわけなんですよ。
よく日本のテキストでは divided by という表現ものっていますが、それは滅多に聞かなかった。
ほぼ全てover で済まされていました。
あーみんなが頭で図としてイメージしやすく、尚且つ短い言い方で言える基本的な単語over を有効利用してるんだなとこんな些細な事ですがちょっと感心したんです。
よくネーティブスピーカーは、誰でも知っているような単純な単語を良く使うと言われています。
それもこういう他人がイメージしやすい気遣いからきているのかもしれないと少し思いました。
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