古いものを愛する人達
現在は、科学技術が進み人工知能ができたりロケットで宇宙に行けるような時代だ。インターネットもあり、見ず知らずの人が出会う事も出来る。
とても素晴らしい時代になった。
けれども、必ず物事には二面性がある。
新しきものも、古きものもこれは同様である。
新しきものが栄えれば、それと同時にそれを悪い方向に使う人が必ず出てくる。
それは科学が悪いわけではなく、それを利用する人間の問題である。
ある程度の、判断能力がなければ容易に手のひらで転がされてしまうのだ…。
インターネットは素晴らしい。
それを支えるデジタル技術も同様に…
しかし、それを使えば使うほどに魔の手が襲いかかる。
人間も動物である。直感や感覚もある。
デジタル疲れを起こしている人は増加していっているのだ。
「インスタ見ると疲れてしまう」
聞く言葉だよね。日本でもね。
日本よりも、デジタル先進国は多い。
私が9年ちょっと過ごしたオーストラリアでもデジタル好きは多かった。
けれども、使えば使うほど人に2面性がある限りその悪を使っている場所に出くわすと何となく違和感を感じてくる人はいるのだ。
意外と、デジタルデトックスをしたい人が多い。
デジタル先進国で産まれた米国人とも話したことがあるし、日常的にネットを駆使して生活している優秀層の英国人とも話したことがあるが、彼らは口には出さないがネットに信頼をそこまで置かなくなっている。
そして同時に疲れてもいる。
彼らは、先進的な技術やネットの世界に夢を抱いてきた世代でもあるが、同時にその負の部分を理解しもう意外に疲れているのだ…
この感覚は、平均的日本人よりも強いだろう…
彼らは、先端技術を愛しているがそれと同時に憎んでいる一面もある。
そして、古いものもまた愛する人達である。
なので、古きよき時代のものを尊ぶコンテンツはとてもウケるし、商品もそれなりに売れる。
実際に私が観てきた事実は、英語圏の人々は意外にノスタルジックが好きだということ。
音楽を扱う店では、レコードやカセットテープが置かれる。
車もクラッシックなものを愛好する会などがある
紙の本も人気で、そのカバーのデザインを観るのもファッションのように見せびらかすのも好きな人が多い。
kindleのようなデジタルデバイスは、売れているけど、その一方で紙で読む時間も取りたい人ばかりしか私は見ていない。
場面場面で使い分けしている人の多さ。
紙で読む方が何となく贅沢感が出る。
それは、それを積んだり置いたりインテリアに出来る。そういう感覚の人も欧州系は多い。
近代的なものが売り出されれば売り出されるほど、アナログの価値も同時に輝き出すしその市場があるのが英語圏の特徴である。
実態があるものを求める。
それは理屈ではなく、
人間が生物であると考えるとしっくりくる。
頭で考えなきゃそうなるであろう…
デザインもそう
日本人よりも懐古趣味を持つ人はまあ多い。
意外や意外。一部の日本オタクも、日本の昔の歌謡曲を好む人さえまあいるんだ。こっちが懐かしくなって昔の事を思い出したりとかそんな経験もある笑。
そういえばホームステイしていた時も、すごくアンティーク家具が大事にされていた。
お年の方だからかな?と思ったけど、その息子さんの家も同じ雰囲気だった。
そういう感じなので、最近のエンタメも古き雰囲気を入れているものが異様に多い。
日本の良さも外国の方に意外と分かっている人も多くとても品が良く雰囲気が良い人は古いものも好きだ。
京都の景観が壊れていっていることを嘆いている層も英語圏に存在している。
何ともいえない、繊細な日本の色使いが好きな人も私は見てきた。
古いものを愛する人達は英語圏にもとても多い。ひょっとしたら、日本よりも多いのではと思ってしまったこともある。
ここら辺の感覚が欠如していると、上手く会話出来ないは大いにあるだろう。
頭でっかちになっていやしないか?
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