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雨についての表現

梅雨入りした地域。だんだん梅雨の足音が近づいている地域。日本全国、雨のシーズン6月が近づいてきました。

なので、今回は雨についての表現についてまとめておこうと思いました。

雨は、英語で rain と書きます。
そして、これは名詞にもなるし動詞にもなる。

ここで、雨がどんな現象か整理しておくと、正しく表現することが楽になる。

雨とは、空の上で蒸気が固まりとなり水滴の形になって落ちてくる現象で、天気の分類のひとつ。

そして、ポイントは落ちてくるものは「水滴」で雨ではないということです。

なので、雨を話の主体(主語)として使う時は rains とならない。rains となる時は、話の動作を表す場合になります。(これが、動詞としてrain を使うこと)

これ全部を踏まえて、表現を変える必要がある。

雨がどんな調子で降っているのか、また雨が降っている状態だけ言いたいかでも変化させる必要がある。

まず、例を何個かあげてみます。

Rain's come down.

It was a heavy rain.

It’s raining now.

これ全部意味合いが違います。

1番上の、

Rain's come down. は、雨が降っている状態だけを話していて、時間軸は、話す前から話している時点まで降り続いていることだけを言っている。

天気が雨だよというのが話の大事な部分。

しかし2番目の文は、主語がないです。過去の雨がどんな種類の雨か話しているので、何種類もの雨の中から選ぶ前なので、主語が決まらなくとりあえず It をおいて惹きつけている。

きっと激しい雨が、他の部分の話の筋に影響するんだなと分かります。雨を主語にしては不自然なのです。Rain is a heavy rain. と書くと文法的には成り立たない。Rain= a heavy rain は成り立たないのが理由。雨は何種類もあります。

3番目の、

It’s raining now. は、

話している時点で“雨が降っている” ということが重要で動作が重要。けれど、降りてくるのは、水滴です。傘ささずに外に出たら直接影響するのは水滴で雨という天気ではない。

「水滴が落ちてきている。」というと雨と関連しないかもしれない。メンテナンス不足の住宅から垂れてくる水や近所からの水。または、嵐かもしれません。だから、raining を使うのです。雨に対する影響を知らせたいのが目的かなと推測はできる。


このように、雨 rain の表現をひとつとっても、英語は非常に法則に従って使われている言語と説明できます。

何を言いたいかによって、どのように繋げていきたいかによって、文法という道具を自分で選び引っ張り出してくる。

rain を主語にするか、動詞にするかも意味があるし、どうして主語の時に複数にならないかも意味がある。どの、表現方法でどの時制を使うのかで意味合いがガラッと変わる。

何を表現したいかで、正解が決まる。

このように些細で身近なことからも、色々なことが分かり思考整理になるので、自分がどのくらい理解しているか見直してみるのはとても良いです。

雨のシーズンということで、雨の表現をちょっと分解してみました。

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