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映画 ホテル・アルテミス
Amazon プライムビデオをチラ見していて、偶然映画“ホテル・アルテミス” を見つけました。
さっそく観たのでネタバレなしレビューを書きます。
私は西オーストラリア州に滞在している時、映画情報を読むのが好きで、JB Hi-Fiというお店で無料配布している冊子で良く情報収集していました。
冊子の中で、宣伝されていて凄く興味を持った映画がこれ。
私は主にパース市立図書館で新作映画のレンタルをしていましたが、これはタイミングが悪かったのかなんなのか分からないけれど、データベース検索をしても見つからなくて結局観ずじまいのまま帰国する事になってしまいました。
日本は映画好きにはリリースが遅いので辛い国。リリースの遅さもあって、サブスクにもなかなか反映されない作品も多いです。
それで、すっかり忘れていたこの作品。見つけたら直ぐ観たかったなあと思い出しました。
この作品、設定が近未来で凄く面白そうなんです。
場所はアメリカのLAで、とても荒れ果てていてデモが絶えない。そんな場所にあるホテル…。
そのホテルは普通のホテルではなく闇の医療処置が行われている病棟が内部にあるし、それに加えて犯罪行為を行う組織がひっそり活動しています。雰囲気的には、貧富の差による格差も進んでいそう…
もうこの設定だけでも面白そうじゃありませんか?
それに加えてジョディ・フォスターが年老いたナース役を演じるわけですから、本当に豪華です!
色んな人物が出てきて、そこにドラマもある。
だけど、残念ながらそこがちょっと上手く活かせていない感じでした。
ごちゃごちゃ、とっ散らかっているんです。それで、そのそれぞれにある筈の人間ドラマが霞んでしまっていました。
脚本の問題なのかなあと…。
ただ難しいなあと思うのは、この映画そこまで長くない訳なんですよ。2時間もないし…
だから上手くまとめ切るのは相当大変なのかなと思います。
私は普通、映画の脚本があまり良くないと感じた場合は、眠くなるし時間が勿体ないと思うので、最近ではずっとスマホを触りながら見ています。
だけど不思議な事に、この映画は脚本のまとまりが悪いのに飽きなかった。何故なんだろう?
演出や美術、色合いが凄く凝っていたのでその視覚効果が自分に刺さったのかもしれないし、よく分かりません。
もしくは、ひょっとしたらもっと時間をかけて、何やら伝えたかった想いがあってそれを所々に感じたからかもしれません。
たまに映る海のシーンとホテルの対比がとても印象的で何だか色々妄想しました。私はね笑
こんなに短く台本が設定の割にあっさりしているのに、飽きない私のような人もいるし、なんだかとても不思議な映画だったので感想を書こうと思いました。
こういう風に計算して作っていたら、すごいなあと思います。そこら辺はちょっと分かんないですけどね…笑
視覚効果って凄く大事なんだなあと思った映画でした!