「英語でお願いします!」
英語でもう十分に流暢に会話しているのに、
「英語でお願いします!」という表現が使われることがあります。
これを英語で書き表わすと、
“In English, please!” となる。
これをそのまま文字どうりにとってしまうと、変に誤解してしまうので注意!
この表現を耳にしただけで、
英語の注意されてるのかな?
英語をなんか間違って使ったのかな?
と無条件に思う必要は全くない。
これは、英語以外の言語で喋ってるのでなければ言語としての英語について言ってる訳ではない表現と知っておいた方が便利です。
英語で話してるにも関わらず、まるで英語ではないように意味が分からない場合に使います。
ちょっと言葉遊びしているので、親しげに冗談ぽい雰囲気で遠回しに言ってる場面が多いかなという印象。
これって考えてみれば、英語じゃなくても日本語でも起こる状況ですよね…。
自分が良く理解していない知識を相手が多く知っていると、同じ言語でも何言ってるのか良く分からないことは簡単に起こり得るのでね。
しかも、専門的な話だと専門用語とか出てきます。
詳しい人は、それを当然のように普段から使っているから、少し気を抜くとそのまま使いがち。だけど、詳しくない人からしたらそれをもっと噛み砕いて簡単にしないと分からない。
同じ言語でも分からないんですよね。まるで、違う言語のように感じてしまう。
だから、“In English, please!” は、
難しすぎて何言ってるか分かんないから、もっと簡単に分かりやすく言って……
という心の声を遠回しにちょっと面白みを加えて伝える表現になっています。
英語そのものを言ってる訳ではないんです。
直接的でない表現が英語にもあるひとつの例のような気もします。
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英語表現についても、いろいろ書いてます!