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欧州由来の英語“buffoon”

英語を喋る事に、何の抵抗も抱かないヨーロッパ人は多い。語源がヨーロッパ由来のものも多いからが理由。

例えば、欧州由来の英語“buffoon”も日本人には馴染みが薄くても彼らにはあまり違和感がない。
そのため、雑談で使われたりもする単語だ。

この言葉に隠されている意味はとても興味深い。そして、歴史が反映されている。

これは、ラテン語“buffare” が語源ではないかと言われる。これは、欧米文化を捉えるのにとても面白い。

buffareは、貴族らが雇った宮廷道化師を意味する。その語が、イタリアからフランスに渡り英語になったのではという説。面白いと思う。

政治には、時に愚か者でピエロのように笑わかす人物が必要とされていたよう……
これが、後にbuffoonとなる。

彼らは、伝えにくい悪い知らせをバカを演じながら伝える役割も担っていた。
そのため、愚か者は1番誠実でもあり尚且つ自由でもあった。

この背景が分かっていれば、このbuffoonは状況によって意味がコロコロ変わる言葉と分かる。

敵か味方かによっても変わるし、良い意味悪い意味にも変わる。

例えば日本語で、

「お前、バカだなぁー。」

と言った場合。良い意味にも悪い意味にも場面で状況が変化するだろう。

ただ、バカな事をしていて役立たずという意味もあれば、みんなの場をとり持つユーモアを運ぶ人かもしれない。または、バカみたいに取り組む事が故に真剣かもしれない。

これは、文脈が大いに影響する。

傾向としては、ルールに沿うような事が善とされる場所ではbuffoonは悪い意味で使われやすいが、時として現状を打破する時にはバカげてる事を真剣にすべき場面もあるだろう。

道化師
バカ物、下品な奴
バカげた面白いことをする奴

そんな感じの意味が、buffoonであるが、単純ではない。

良い意味でも悪い意味でも捉えられて面白い。

まあ歴史的にいえばいろんな場面で役立ってたらしい。シェークスピアとかの話でも登場する。

欧州由来の言葉が英語にもあり調べると、色々面白いなぁと思う。

そんな言葉、“buffoon”を今日は紹介しました!

英単語について、いろいろ!

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