“shot” に抱く印象。
“shot” と聞こえると、どんな印象を持ちますか?
この英単語、日常的に結構使われているもので、万能なイメージ。
こないだ紹介した映画『ペイン・ハスラーズ』でも、何回かこの単語登場していました。
お馴染みなのが、「打つ」時に使う用。
スポーツ、銃、注射とかですね。
あとはアルコール飲む人は、「ショット」というのも思い浮かぶでしょう。ショットはきついものだと、70度くらいのもありますから気合いがいる人もいるのでは。
なんとなくだけど、こうやって例を並べてみると”shot”の印象は、急激な動きとかのイメージを持つのではないかと思います。
少なくとも、緩やかな動きの変化は思い浮かばない。
そこで、こんな表現があります。
特に、米国でよく使われる
Give it a shot! とか、
Give it a best shot!
というもの。
これをまあ、日常的にちょっと砕けた感じで使うのですよ。
知らないと上に書いたように、何かしらのショットをかまさなきゃいけないと思ってしまいそう笑
けれども、これ実際は shotがtry のような意味になっているから、間違えては変なことになります。
それでいて、割とカジュアルに「よしやってみよう!」みたいな印象をつける表現。
勢いつけて、「よし!」っていう印象をつける感じになります。
ちょっと軽めで、熟慮しすぎて動けなくなりそうな人に背中を押す雰囲気。
だから、
Give it a shot! は、
「さあ、やってみようよ!(そんなに考えず、勢いでやれば良いじゃん)」
のような意味に。
そして、Give it a best shot! は
ベストにやってみるというニュアンスを受ける。
「全力を尽くしてみようよ!(出来る限り、力を尽くして結果を見てみようよ)」
みたいな感じになります。
人の背中を勢いよく押すだけではなく、
I’ll give it a shot.
だと「やってみるよ。」と、自分の意志表明にもなる。
または、
You don’t have to feel so depressed, you gave it a best shot.
「そんなにも落ち込むことないよ。出来る限りのことをしたでしょう。」
と何か目標を達せなかった人への励ましの言葉になります。
“shot” に抱く勢いのある印象が、違った形で表現の中で登場するアメリカ英語の話でした。
もうちょっと、かしこまった雰囲気にしたければshot を try に替えても良いということを覚えておくと便利です。
あと、英国圏ではshotではなく
Give it a go!
で同じような意味を表すのは覚えておくとためになります。
けれども、何かを“よし!”とか“えい!”とか勢いつけたようでいて軽めの印象は抜け落ちている。
ちょっとだけ気質が異なる雰囲気なのが、国民性の違いもあるのでしょうか?興味深いですね。
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英語表現についても、いろいろ書いてますよー
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