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文章を塊で捉える力

以前、英語を使う時は話の主体(主語)をしっかり認識しないと上手く通じないことを書きました。

さて、ここで主語は単語だけだと捉えてしまうと理解できなくなることがあるのを知っておいた方がよいです。

文章を塊で捉える力をつけようということです。

まだ英語に慣れていないうちは、ついつい癖で一語一語丁寧に日本語の順番で訳してしまいそうになる人はいるでしょう。けれど、こういう事をやっているうちは英語という言語のルールに沿った文構造が見えにくくなりやすい。

前から順番に文章を見る。そして、パッと見て構造を把握することも大切なんです。

そうして、英語を聴いている時も文章を読む時と同じで前から考えるという癖をつける。
英語を英語のルール、いわゆる文法に沿って考える癖をつけるのです。すると、自然と主語は単語だけではない場面に出くわす。

まず、参考として日本語で書いてみます。

「私がこれから言おうとしていることは、とても大切です。なので、聞き漏らさないように集中して聞いてください。」

こういう話をした人がいたとします。

この話の主語はどれですか?

この主語は、「こと」です。そして、それについての扱いを話している。

英語で表すと、

“What I will be talking about is very important. Therefore, please pay close attention to details.”

こんな感じになる。

最初の文の主語は、

What I will be talking about

なのです。 ざっくり言ってしまえば What と言っても良さそう。

それで、2文目は1文目の扱いを言っているだけ。
大事なことを先に言ってて、後は説明。

中学生の内容で理解できるはずの、2文型 SVC  と命令形がくっついている単純な文章です。

このように、文法で全て説明できてしまうのが英語。それに加えて前から順番に思考整理をしていくという側面もある。

文の最初にある塊な時点で、主語の確率は高い。目立つので、注目させたい時は前に持ってくることもある。この原則に従っているだけなのです。

文章を塊で捉える力 を磨くと、英語を扱うのが楽になるという話でした。

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