あなたは何が好きですか?
あなたにも、探せば何かしら好きなものがあると思います。
“あなたは何が好きですか?”
と自分自身にたずねてみて欲しい。
そして、それはどうして好きか考えてみて口に出して独り言でも良いからお喋りしてみる。日本語でいいです。
こういうことをわざとやってみた事がない人もいると思います。
なんとなく好きだから理由がないという人も中にはいるのかもしれません。ただ、好きという風に感情が動いたきっかけはあるはず。
それを探してみることもいいですね。
そしてともかくどれだけ喋っていられるか試してみる。これは、如何に自分が自分の持っている語彙力で伝える事が出来るかを知る目安となります。
好きな対象を考えると明るい気持ちになるから、これを試してみる事はとても良いです。
それにその他の理由として、好きな対象には他の対象に比べてより興味が向きやすくなっているという事があります。
話すネタが通常より増えるのが、好きな対象について。
当たり前のようで忘れがちの人も多いかもしれません。
だから、最も自分がどのくらい外向きに言葉を発する事が出来るかのバロメーターになる。
簡単にいえば、コミュ力の指標になるんですね。
好きな対象について母国語で沢山喋る事が出来ない人が、外国語でその他の出来事についてスラスラ沢山お喋りするなんて困難な事です。
こういう当然な事を案外忘れて、
自分は英語出来ない…。
と落ち込んでいる人を見ると私は落ち込まないで欲しいと思うわけです。
ただ外向きに自分の気持ちを出す事が出来ていないよという話。
自分の発信力が低い事を英語力の低さと勘違い混同したらまずいですよという話。
例をあげてみます。
あなたが、チョコレートが大好きと仮定しどう説明しますか?
これを長時間話す努力をして日本語で何分喋れますかという話。
なんとなく
だったらそもそも話すネタないですよね。
そうであれば、英語にだって出来る訳ないですよね。
そういう事。
そんなに悩む必要は全くない。
沢山喋りたいのであれば、思考のトレーニングをする。悩むよりそっちの方が重要な事なんです。
あなたは英語使えないのじゃなくて、話すネタがないという事。
それは英語力と切り離して考えて欲しいという事。
だからこそ、英語使いにこれからなりたい。でもさっぱり伸び悩むという人は、たまには
“あなたは何が好きですか?”
と問いかけどれだけ答えられるか試して欲しいんです。
そして母国語で良く喋れるようであれば、それから英語に出来るかと試してみて欲しい。
厳しい事を言えば、そもそも好きな理由を沢山陳列出来ないような状態では自発的に口に出来る事は非常に少ない事を意味します。興味が高いものでそれなんですから…。
それは、自然と外に向かって話すネタは少ないから対面でコミュニケーションするうちに生の英語に触れて、答えるというアウトプットをする機会に恵まれにくいという事とイコールなんです。
“あなたは何が好きですか?”でどれだけ話す事が出来るかがコミュニケーション力の目安。それを多く話せば話せるようになるほど、他の言語でも上達できる可能性が上がる。
日本語で、沢山話す事が出来るのになぜ?という人がいたとしたら単にネタがないんじゃなくて練習不足でしょう。
学習していて語彙や表現は知っているのに、言葉が出ない詰まってしまうという状態なんでしょうね。
これは、ともかく聴き取りや英語の音に慣れ、物真似っ子をするアウトプットに精を出して欲しい。
英語を口に出す事に違和感がない練習を繰り返す。それしか近道はない。
後は最初から難しい事をしようとしない事です。
I like chocolate because taste is nice. And my favourite one is dark. It is not too sweet.
とかでいいわけです。
ちょっと真面目に勉強した事ある人なら、そんなに難しくないはず。
最初から完璧にとか思ってはダメ。この程度が考えずともスラスラ出てから、次に移る。そういう地道なトレーニングです。
上の文では味についてを中心に話した。次はその味が好きな理由。どのメーカーが好きか。また、その理由。どこのお店で買うのかとかどんどん口に出して少しづつ長くしていく。
喋ろうとするとフリーズしてしまうのは、段階を踏んでいなくて頭がパンクしてるだけなので慣れ次第長くすれば良い。
最初は、どうでもいいやくらいの気楽さの方が続きます。
全然、言葉が出ない。また分からなくてあーダメだ。英語向いてないなとなるのは変。
二言くらい喋れた!それから三言喋れた!で良いんです。
言語なんて、その積み重ねで上達していくんですよ。
小さい子はみんなそうやって覚えていくのに大人になってなんで忘れてしまうんでしょう。基本的な事なんです。
大人の脳は理屈で話す事も出来るし、“これってなあに”の過程がない分は短縮される。
最初から長く喋れないのは気にする事ない。慣れです。
私自身も、言葉が詰まる事を最初は経験したけど少しづつ喋れるようになりました。今は自分が言いたい事は自然と長くても英語で話すことが出来ます。
でも思い起こせば、最初から出来たわけじゃありませんでした。
どうか、話す事を自発的にする事が苦手な事と英語力は混同しないで欲しい。
あとは、そもそも話すネタが少ない事と英語力の混同もです。
意外と陥りやすいんですよ。こういうのって…
あなたは何が好きですか?
を自問自答してどれだけ話せるかチェックしてみて欲しいです。
後は、練習あるのみ!
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