英語嫌いの感情はどこから
英語を使えるようになりたいと思っていても、学習を継続できる人が少ない国、日本。
その理由のひとつに、英語嫌いの感情がある
それを私が初めて知ったのは、大学に通っていた時だった。
同じ科目を取っていた子と隣の席になった時に、なんで理系を選んだの?みたいな話になった。
そこで、驚きの理由があることを知った。
それはもう1人や2人ではなく、大勢いることも知ったんだ。
その驚きの理由とは、
「英語が嫌いだから、理系だったら避けれると思って……」
みたいな話だった。
正直、私はもうこういうのを聞くたびに信じられなくて、別の惑星に住む人のような感じを受けた。
しかも、それはなんと学生だけではなく研究者レベルでもいることを知り絶望した。
もうこれは大学の偏差値とかは関係なく、どこの大学でもそういう人がいる事も後に知ったのだ。東大や京大でもいる。しかも、英語を避けている事を賞賛している人までいる界隈まで見た。
学会に行った時、それが分かりガッカリした
私は当然、理系なら英語で論文を読んだりしなければいけないと知っていた。
古典的な理論を書いた専門書など、訳されていないものもある。
そういうとこに書いてある原則を分からないと、大いに実験などでも遠回りする。
ある程度の専門性に取り組む研究室や、有名教授がいる研究室なんかに入れば、当然外国人と話したりする機会があるに決まっている。
会話は急に難しいとしたって、最低限聞き取りができて読み書きぐらいは出来ないとおかしいのだ。あとは、考えをまとめて言うこと。
しかも、機械だって外国製で英語の仕様書だけみたいなのもあるし……
もう私には意味不明な人達でついていけないという感覚になった。
私は、学部を選ぶ時にすごい色々考えて選んだんだけど、英語が避けれるとか嫌いとか言ってる層にはそういう想像力さえない事も知った。
多くの人には、英語はただの点数をひけらかす為の勉強以外にないのか……
全く使う必要があるとも思っていないのだろう…
「英語は日本で使う機会がないから必要ない。」
こういう言葉をたまに聞く。
本気で言っているのかと理解に苦しむ
実際に完全鎖国しているわけでないから…
(鎖国の時代でさえ、外との交流はあったんだけどな笑)
しかも英語が嫌いとか必要ないとか言ってる人に限って、使う必要がない場面でおかしなカタカナ英語や横文字を使ったりする謎。
日本には日本語という素晴らしい言語があるのに、なぜ必要ないところで英語からできた変な言葉を使うのか。
全く意味はない。
なんでわざわざ覚えているのか。
非効率この上なくて、ダサいはずだ。
もう私には、一種のお笑いにしか見えないのだ…
英語を点数だけの勉強とみなす。
その姿勢と、それを基にした相対的評価ばかり気にしているから英語嫌いの感情が生まれるのだ。
それで、コンプレックスがあるんだろう。
やけに横文字使うのがその証拠。
日本語を巧みに使ってコミュニケーションを取れている人は何人いるのか?
日本語で
文章を書く。
長い文章を読む。
どんな人とでも訳なく話せる。
全て完璧にこなせていなくても、どうして日本語嫌いにならないのか?
日本語を使うでしょう?
私は、国語の教科は嫌いだった。
けれど、読書は好きだし文章を書くのも好き。
点数取りの科目でしか考えていないから、英語が嫌いになってしまう。
英語が使えることは、とてつもなく便利なことだし楽しい事だし。良い生き方ができるんだ。
何点だからすごいみたいな受験脳こそが悪!
英語嫌いの感情が生まれる根本的理由はこれ。
だから、世界でバカにされるレベルの英語力しかない人が多い。
科目としての英語を捨てなければいけない。