採点に使う記号が違う
今回は、英語圏と日本での学校の大きな違いである採点について書きます。
日本の学校では、正解が◯、いまいちが△ 、そして不正解が× となりますが、英語圏ではこういう風に記号を使いません。
受け取った答案用紙に、◯が書いてある場合は、その生徒は、
あれ?間違えちゃったのかな?
と思うだけです。
逆に、△や×が書いてあったとしたら意味が分かりません。理解できる人は、ほんの一部の日本のアニメ「オタク」なだけでしょう。
因みに、△は謎記号。それか、丸の変形だろうから、完全な間違いかなと思うくらいでしょうか。
×は、「正解」もしくは、エックス、愛情を示すキスマークのどれかを連想します。そして、この記号は機械に通す書類などに、使います。日本で言うと、マークシートを塗り潰す感じのイメージ。その代わりとして、×を。
学校の中の採点方法だけでも、英語圏と日本ではこれだけの違いがあるのです。
じゃあ、◯は英語圏ではどうなるの?といえば、日本では、ひょっとしたら×の意味に取るかもしれない ✔︎ を使います。
この ︎︎✔︎ は、tick mark と呼びます。日本語で言えば、レ点ですね。この、tick mark は英語圏では完全に◯です。
じゃあ、△はどうなるのでしょう?
not good や、ほんのごく稀にNG と書く人がいます。そして、具体的に1問あたりの点数配分が決まっているはずなので、それを記載する先生も多いです。例えば、1問2点であれば、1/2のように書く人は珍しくなく、ただの点数を1のように書く人もいます。
それでは、最後に×についてです。
これは、人によってまちまちで何も書かない人もいれば、ー をつける人もいる。そして、なんと◯の人さえいます。◯を書かれたら、日本と全く逆ですね。
このように、日本で馴染んだ採点に使う記号でさえ、英語圏だと全く異なるのです。
◯、△、× が世界の人全員に通じるわけではなく、採点に使う記号が異なるという話でした。
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