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短縮系を使わない効果。

英会話を練習している人が、案外と勘違いしてしまいやすい、短縮系についてを今回の話題にします。

と、いうのもフォーマルな文章では短縮系を使わないから、英語圏の人達も短縮系はフォーマルでは使わないとか単純に思ってしまうと、会話でもそうと漠然と思いやすいのではないかと思ったからです。

しかし、実際にそれは違っています。

短縮系かそうでないかで絶対的な違いがあるのが事実です。

ここで、分かりやすく 
don’t と do not
を例としてあげてみます。

まず、音の聞こえ方も文字としての見た目も、don’t の方が少なくなっています。そしてこれこそが重要な点なのです。

目に留まりやすい、そして耳に残りやすいのは、文字数の多さ、音の消えにくさにあります。単純な話です。

ここで、心に残りやすくしたいことは、言い換えれば強調したいを意味している。

短縮系を使わない効果は、そこなのです。

なので、短縮系を使わない方は強調を狙っているのです。なので、何かを“しない”という点でも、短縮しない方が強いということになります。

do not > don’t ということ。

カジュアルかそうでないかだけではなくて、この意味は結構重要になっていて、表現手法に含まれています。

そして、話すことに限っていえば、not をどれだけ強く発声するかで、not をどれだけ強調するかが変わります。短縮系だとできないことができる訳です。

あと、スピーチやプレゼンなどで公な場で話す時、not の部分に興味を集めるために、短縮系を敢えて使わない手法は多いです。

そして、聞いてもらうために、not の部分をゆっくり発声する。そんな人もいます。実際に、早くササッと言うより、耳に残りますね。

ですから、短縮系を使わない効果は多大であり、すごく便利なのですよ。

単純に文章では短縮系にしないとか、フォーマルでは短縮系にしないとかはちょっとばかり短絡的な伝わり方になっていて、実態とはかけ離れているのが事実なのです。

英語は発声する時、イントネーションや、スピードでさえ意味合いが変わります。滑らかに繋げるように言うこと、早く言うことだけが話術ではない。

今回は、そんな例とも言える短縮系を使わない効果を don’t とdo not の例をあげて紹介してみました。

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