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海外の大麻事情。

昨日の朝、𝕏でタイムラインを見ていて、家で個人的に大麻栽培をして逮捕された人のニュースを見かけた。大麻の臭いがすると気づいた人が通報して判明したらしい。

そこで、コメント欄が目に入ってきた。

「臭いが分かるとは、その人がクロ!?」とか、「なぜ、臭いがわかる!?」みたいな返信。

それで、大麻の話。特に、海外の大麻事情について書いた方が良いなと思った。と、いうのも世界には合法の場所があり、医療大麻を含めたらもっとその範囲は広く、大麻についての知識を持っている人がかなり多いからだ。これは、英語圏も同様。

それなので度々、合法の国でない場合は、「合法にするとどうなるだろうか。」みたいな話題で議論したりなんかもする。それで、合法化されている国で、かなり身近に大麻に触れた人の意見や感想などを聞く機会も日本にいるよりは多い。報道番組でも、そんな題材を取り上げたりしていて知識がある人は格段に多い。

さて、大麻とは英語でなんというのだろうか。

これは、marijuanaとか、cannabisとか、weed とか、podとか言う。厳密には全部意味は違うが、混ぜこぜで使っている人は多い。中には、grass とか言う人もいる。まあ、植物だからそれも合ってる。

こういう部分を知らないと、そもそも話が分からないので知っておいて損はないだろう。

たとえば、私が住んでいた西オーストラリア州。嗜好品の大麻は所持も使用も、もちろん栽培も違法だったのだが、それでも吸ったことある人はあちこちにいたし、私自身も大麻のにおいを知ることとなった。

いったい、どうしてそうなるのか。

まず、オーストラリアは移民から成っている国なので、大麻合法の国からも人は流入してくる。当然、経験者はいることになる。

そして、医療大麻の存在だ。処方箋をもらって、まるでタバコのように吸っている人はいる。大学や専門学校でも、明らかにタバコではない煙のにおいがして、職員や先生がその学生に注意。そうすると、「私、実は処方箋持っているんです。」と、学生が見せるみたいな状況は度々あった。

また、残念ながら法律違反をする人もいる。なので、大勢で楽しむために吸っているバーやクラブなんかもある。当然、通りを歩いているだけでわかるほどの臭いが漏れている。けど、そこまで順調には摘発されない。中には、先ほどの例のように処方箋持ちもいるのかもしれないからサッサと出来ないのかもとも…

住宅を賃貸する際にいろいろな物件を見て回ると、明らかに特別な「乾燥された草」が落ちていることも珍しい話ではない。

そんなこんなで、日本よりは明らかに身近な存在の大麻。当然、においなんてものは分かるようになってくる。まあ、私はタバコもなんでもだけど、自分の意思とは関係なく間接喫煙するのは好きではないし、良くないと思うので、なんだかなあと思うのだけど……

さて、大麻にはどんな成分があるのだろうか。

心を落ち着かせたり、炎症抑制効果があるCBDという成分は、健康食品のハーブのようなもの。その一方で、精神活性作用を起こすTHC という成分もある。どちらも医療で使われるものである。上手く使用出来るかどうかは、匙加減であると言える。

ここで1番問題なのは、合法であれば科学的に精査され、成分バランスを考えて栽培されているのだが、そうでないものは真剣には考慮されていない点だ。

違法となれば、管理が適当。しかも、他の完全に人工物の危険な違法薬物と組み合わされて売買されていたりもする。闇市である。そんな周りは反社の人間がたむろするので関わるとよくない。

規制の目を行き届かせた方が管理しやすく違法性のある物が出回りにくい。かつ、安全性が高い製品を供給出来る。そういった理由から、合法化してしまおうという国もまああるのだ。

中には嗜好品として、眼を瞑って供給してきたオランダのような国もある。(コーヒーショップという社会実験だ)これは、賛否両論あり試行錯誤中だ…。

日本では、大麻はそこまで身近ではなく違法だから話題にもならないかもしれない。しかし、世界では合法化されている国もあり医療目的も加えるとその市場はもっと広がっている。

そういったことを頭に入れておくのは、ひょっとしたら雑談とかで役に立ちそうな場面もあるかもしれません。

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