ゴーヤ(ウソつきは嫌いだ)
仕事帰りに寄るスーパーで
美味しそうなゴーヤに出会う。
緑が濃くてしっかりとしたものが美味しい…って
教えてくれたな、
きっと今も元気だろう。
陽気な笑い声を思い出した。
まだ1年経ってない、秋と冬の間くらい。
彼女は私にウソをついた。
いろんな理由があり
私はそれを不愉快に感じ
彼女と距離を取るようにした。
ウソつきは嫌いだ。
もうウソはつかれたくない。
なじるわけでもなく
伝えることもなく
疎遠になった。
ゴーヤは彼女の故郷の味
教えてもらったレシピを作る、
苦手な人でも食べれるヤツ。
明日になれば食べ頃。
ほろ苦く美味しい味は
彼女への思いとおんなじ味だ。