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先進地視察 20220714~15 その② BIRTH-LAB

こんにちは。松田です。
前回の埼玉県横瀬町に続いて、今回は東京に場所を移し、BIRTH-LABさんにお邪魔した時のことを書きます。

前回 横瀬町編


「コミュニケーション特化のシェアセッションスペース」

 なんとなくこの謳い文句だけで、勝手にMiiMoのコワーキングカフェと親近感があるなぁと思っていました。

 そんな中、内部をご案内いただいたのは、コミュニティマネージャーをされている青木さん。まずは建物の中を案内いただきました。1階・2階にはカウンター付きのキッチンとか、くつろげるソファが置いてあり、「ちょっと座って話しでもしよか。」となりそうなデザイン。ここでイベントも開催されているので、上から全体を見回せたり、1フロアがとても広いというわけではありませんが、空間的に広がっているという感じです。
 次にビルの上の階に行くと、いろんな会社が事務所として入っています。打合せスペースがあったりして、ここでも横のつながりができるのだなと思いました。

打合せスペース ソファでくつろぎながら
カウンター付きのキッチン

コミュニティマネージャーとは

 そして、青木さんからお話を伺います。
 BIRTH-LABにおけるコミュニティマネージャーの役割を聞くと、コワーキングスペースという特性上、ビジネス方向に寄っているものの、この場所を訪れる人と人とを結びつけるところは、MiiMoとの共通点だと思いました。独自のKPIも設定されていて、繋がりによって新しいビジネスが生まれればベストですが、それよりも、もっと地道に、地に足をつけて繋がりをつくる仕組みづくりを重視されているように感じました。
 例えば、「この人とあの人を繋げたら、いいな。」と思ったときに、安直に考えると無理にでもその人たちを結びつけようとしてしまいがち。しかし、それでは逆効果で、こういう場合、コミュニティマネージャーはあくまでも「場づくり」に徹するのだそうだ。コーヒーが好きな人に、「コーヒーのイベントをするから、今度来てみませんか?」とか言って、まずは来てもらう。同じ場にいるなら、「後は、若い人たちだけでどうぞ。」ではないが、仲人的な立ち位置で場を提供する。

 あと意外だったのは、地域の関わりを大事にされていること。大都会の真ん中でコワーキングスペースとなると、すごいオシャレな感じを受けますが、地域のお祭りに参加して地域の盛り上げに一役買っているようで、それもコミュニティマネージャーの仕事の一つだそうです。

 そういったいろいろな仕事を有するコミュニティマネージャーですが、最近のアメリカの研究では、現場とマネジメントする立場の2つのポジションがあるとのこと。簡単に位置づけを考えると、上述した場づくりのような企画をし、利用者からの情報収集などをする現場の人間と、戦略を検討し、KPIを設定し、現場チームが方向性を誤っていないか管理するマネジメント側の人間。そういった分業制がコミュニティマネジメントのトレンドであるとのことでした。

MiiMoとコミュニティマネージャー

 そこでMiiMoに立ち返ってみると、そのマネジメント面が弱かったんだなと思います。そういう意味でも、今後は「MiiMoの向かう方向性」(=根本的な話)を改めて確認する必要を感じました。

 最後に、後で調べたのですが、コミュニティマネージャーという概念は、アメリカのビジネス領域から生まれたものだそうです。主にマーケティングの分野で使われているようで、特定のコミュニティで適切な情報が発信されることにより、商品やサービスの認知やトラブルシューティングなど、顧客体験の様々な段階においてユーザー間での「熱の高まり」をコントロールまたは活性化できる。ただ、それを機能させるためには、そのコミュニティが健全に機能している必要がある。そこで、コミュニティを正常に機能できるようにコントロールするのがコミュニティマネージャーだそうです。

ありがとうございました!

包括連携協定の締結

 最後に、視察のことではないのですが、今回視察をさせていただきましたBIRTH-LABを運営されている、株式会社高木ビル様と三宅町は包括連携協定を締結しました。

 三宅町の子どもたちや働く世代と首都圏で活躍する人達との交流の機会を生み出し、その上で、住民が「やりたいこと」を実現する環境をつくり、新たなビジネスアクションにつなげることを目指します。

次回は、「Nexs Tokyo」編です。

おまけ Part.2

昼食のキムチチゲ

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