松本隆作詞、中島愛(ランカ・リー)「星間旅行」が名曲すぎて震える
わたしの毎週の楽しみの一つであるTBSのラジオ番組「ハライチのターン」。
トークが面白いのはもちろんなのですが、音楽好きなハライチのふたりと、アニメ好きの岩井さんのチョイスで(?)、毎週いい曲を紹介してくれるところも好きなのです。
5/13(木)の放送を、今朝、出勤中に聞いていたのですが、中島 愛(なかじま めぐみ)さんの「星間飛行(せいかんりょこう)」という曲が流れた途端
さけびそうになりました…
こんなにアイドルで、ポップで、可愛くて、かっこいい曲あったのですね…
soptifyでもYouTubeでもいいのでぜひとも御一聴ください…
テレビアニメ「キャロル&チューズデイ」や、この夏公開される映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」など、アニメーション映像・音楽制作を行うフライングドッグに所属する声優・中島愛さん。
「超時空要塞マクロス」をはじめとする「マクロスシリーズ」生誕25周年記念作品「マクロスF」(2008年放送)で、中島さんは歌手を目指す少女ランカ・リー役で声優デビューします。そのときリリースしたのがフライングドッグレーベルのこの曲「星間飛行」と「ライオン」(May'nとの共演)。オリコン週間チャートではそれぞれ最高5位、3位を記録したそうです。
中島さんは翌2009年のシングル「天使になりたい」から個人名義でのリリースをスタート。以降歌手としての活動も多くなり、同年の第3回声優アワードにて歌唱賞を受賞。
そんな彼女も、13歳でスターダストに所属してから5年間ほとんど仕事がなく、卒業後の進路も考えて事務所にもう辞めますと伝えた時、「最後にこれだけ受けて」とすすめられたのが「マクロスF」の新歌姫オーディションだったそうです。「星間飛行」リリース時には「みかん箱からZeppまで」と題したイベントツアーを行ないましたが、作中のランカのシンデレラストーリーと並走する形で、半年後には武道館のステージに。ランカというキャラクターとの一体感は強かったようで、劇場版完結編のアフレコ終了後には引き裂かれるような感覚で涙が止まらなかったと……。
さて、「星間飛行」の作曲は菅野よう子さん、作詞は松本隆さんです。すごい組み合わせですが、菅野さんはランカの歌手デビューについて、普通の女の子がプロの作家たちの手によって変身する「作られた感じ」を出したいと考えて、松田聖子などのアイドル歌手の作詞を実際に手がけていた松本隆に依頼。松本さん自身も、リン・ミンメイ役の飯島真理さんが歌手デビューした当時に歌詞を提供したことがあって「初代の頃からマクロスはやりたいと思っていた」と語っています。
松本さんは「銀河一のアイドルのデビュー曲」という依頼を受け、1対1の男女だけではなく、異星人(ゼントラーディ)や宇宙生命体(バジュラ)にも愛されるような普遍的な愛を歌う歌詞にしようと判断。歴代「マクロスシリーズ」作品へのオマージュを織り込みながら、身近なイメージから徐々に宇宙的な広がりを見せるようなラブソングを作詞されました。「星間飛行」というタイトルは、サン=テグジュペリの小説「夜間飛行」をもじったものだそうです。
歌詞もたまらなくて。しばらくどハマりします。笑