平凡と明星
子ども時代に好きだったものの筆頭。
それは平凡と明星。
似たような内容だったけど明星の方がちょっとお洒落だと思ってた。なんでかは分からない。
小学生になってからザ・ベストテンなどの音楽番組を前のめりで見るようになり女性アイドルにハマりにハマった。
聖子ちゃんに始まり明菜やキョンキョンなど花の82年組の面々は特に好きだった。
なんなら自分がアイドルになりたいとすら思っていていた。
(睡眠時間が取れないという理由で諦める事になる。)
平凡と明星は私に甘い祖父に買ってもらい親に隠れてコソコソ読んでいた。
母からはダメ!って言われていたからだ。
付録の歌本が大好きで歌詞を見ながら毎日大声で歌い時にはテープに録音したりしていた。
もちろんアカペラで。
ある日その隠しコレクションが母に見つかってしまい全部取り上げられてしまった。
友達に借りたという苦し紛れの嘘をかましつつ、悪事がバレたときのバツの悪さをここで初めて味わった。
大げさだけど人生終わったような気分でしばらく過ごした。
あの時は意味が分からなかったけど『ティーンの性体験談』みたいのがよく載っていてそれがNGだったのかなと後に推察。
あとはアイドルの水着写真見てウハウハしてる我が子が心配だったのか。
いずれにしても小学校低学年には早すぎた模様。
ちなみに『まいっちんぐマチコ先生』の漫画も同じようなシチュエーションで取り上げられ、アニメ見るのも嫌な顔された。
確かにお風呂覗かれすぎだったもんねマチコ先生。
取り上げられた雑誌を返してくれた頃、私の中ではもうすっかりアイドルブームは去っていた。