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友人にお題をもらって役に立たない話を書くシリーズvol.10「矯正グルメ」w/ こな

酒の肴に「役に立たない話」

話題にしてくれるありがたさ


この前、友人何人かと飲みに行きまして、その場でみんなが酒の肴にこの「役に立たない話」の話をしてくれました。そして、ついでにいっぱいお題を仕入れてきました。みんな酔っていて自分がなんのお題のオーナーなのか覚えていなさそうですが(笑)、私はしっかりスマホのメモに入れたので勝手にネタにしていきたいと思っています。いや、本当に、そうやって酒の肴にどうでもいい話のネタにしてもらえるなんて、役に立たない話冥利につきます。ありがたや。

8年間ほぼ飲まなかった


前職時代は、そりゃあもう「自分時間」なんてほぼなかったので、そして仕事に追いかけまくられていたので、お酒を飲むという行動がまったく自分の生活のなかに組み込まれていませんでした。なんで、8年間トータルでも、グラス10杯くらいしか飲んでないんじゃないだろうか。言い過ぎか(笑)!?今もそんなに飲むわけじゃないけど、友人とのんびり食事をする、という機会は圧倒的に増え、それとともにお酒をたしなむことも増えました。

一緒にお酒を飲む相手がいること


今でもお酒を飲むこと自体がそんなに好きというわけではないのですが、「友人と話す」「なにかを一緒にする」「おいしい何かを食べに行く」「すてきな空間を体験しにいく」「予約困難店に行く」みたいななにかの目的があって、そのお供にお酒があるのは、とっても楽しいと思っています。今は「とあるお酒に詳しい人になる!」を突然宣言して、友人とわざわざバーに遊びに行くなんてこともしたりしてます。(この話もたぶん近いうちお題にします!)お酒を楽しく飲める相手がいるって幸せなこと。構えずのんびり同じ時間を過ごせること、そこに幸せを見出しています。

酒の肴で生まれたお題


そんな酒の肴の会話のなかで生まれたお題を今日は書きます。私、今年の1月末に2年2カ月続いた歯列矯正を終えました。今の私にはとってもホットな話題なので、矯正中に食べれるもの、矯正中にどんなもの食べてたか?みたいな話を書きたいと思います。

本日もお題をくれた友人の紹介、お題からインスパイアされた役に立たない話でいきます。「意味がない、役に立たない話」に無駄に意味を付け加えないように(笑)、基本的には一筆書きで、ほぼ書き直しなしで書き上げようと思ってます。意味のなさを、役に立たなさを、楽しんでいただけたら嬉しいです。

今回のお題提供者:こな


今回のお題提供者はこな。またまた登場、同じコワーキングスペースで知り合った友人の一人です。以前クレープ屋さんで働いていたから、こなたろう。通称「こな」、柴犬のような男子です(褒めてる!笑)。いつも誰かの助っ人をしている、それを仕事にしている、「プロ助っ人」をしています。一緒にいるとそれもめちゃくちゃ納得の超気配り男子です。なにかあったとき「これやろうか?」と聞くのではなく、気づいたときにはすでにし終わっているという、本物の気配り人。私がとんと気が利かないやつなので、実はいつも「さすがだなー」と思っています。そしてそして、そのうえ東大卒という華麗な経歴。私がこれまで出会った人のなかで、もっとも東大臭のしない東大卒(褒めてる!笑)。私、昔から変わり者と一緒にいると安心するのですが、いろいろマルっと変わっててとっても安心できる友人です。

お題にも少し気配りを感じる


なんとなく、こなが出してくれたお題、「これならハラさん書きやすいのでは?」と気配りしてくれたような気がしてならない。とっても書きやすいお題です。矯正を通していろんな時期があったので、段階に応じていろいろ語れるなーと思っています。ちなみに今は、矯正が終わり、なんでも食べれて、抜群においしくて、おいしいものを食べまくっています。役に立つ人には役に立ちそうだけど、関係ない人には本当にどうでもいいニッチな話。大好きな食について、楽しみながら書かせていただきます。

本題「矯正グルメ」w/ こな

私の矯正ストーリー


私は2021年12月~2024年1月まで約2年2カ月間、歯列矯正をしていました。そんなに歯並びに悩んでいた、というほどではなかったのですが、自分の宣材写真を撮影したことをきっかけに、矯正をやろう思い立ち、やるならマスクが標準装備のコロナ禍の今だ…と決意して始めました。ワイヤーの表側矯正だったので、がっつり歯のワイヤーが見えるTHE矯正をしました。マスク期で完結するかなと思ったのですが、半年くらいは脱マスク期まで及んだ感じでした。

結構重めの矯正


実はマウスピース矯正も考えて、カウンセリングも受けにいっていたのですが、私の矯正はマウスピースではできませんと断られワイヤー矯正になりました。歯も上2本、下2本の計4本抜いてます。そんなに歯並びが悪いという自覚はなかったですが、なかなかの大工事(笑)。矯正をやったことない方だとあまりイメージできないかもですが、ワイヤー矯正は、つけると月1回歯医者さんに通い、「調整」をしてもらうことになります。歯が動いて余ったワイヤーをカットしたり、必要なパーツを装着したり、ワイヤーを締め直したりします。通常はこの締め直す作業で歯が痛くなったりするらしいです。で、物が食べれなくなると。

痛みに強い人種


私、切り傷系の痛みには弱いですが、押す系の痛みにはかなり強いです。(押す系ってなに?笑)マッサージとか足つぼとかも全然耐えられる。そしてこれは歯の矯正にも同じだったんです。この調整で、歯が痛くて物が食べれなかったことは一回もないのです。じゃあ何で食べれなかったのかというと、私の場合は嚙み合わせの調整で、奥歯の上にプラスチックみたいなものを乗っけてたんです。それによって上の歯と下の歯が接する部分が右一点、左一点になり、噛んでも、食べ物をなにも噛めなくなったのです。意味わかるかな?ほぼ噛み合わせが消滅して、物を噛んで食べられなくなった感じでした。

歯無しのグルメ


言ってみれば歯がなくても食べられるグルメの話がしたいのです。ちなみにこのお題が生まれたのも、テレビで歯がなくても食べれるグルメを扱った『歯無しのグルメ』という番組があったのですが、冒頭の友人との飲み会で、その番組で取り上げられたゆでタンが食べれる店に行ったのです。で、矯正グルメも一緒だね、という話になり、今回のお題になりました。矯正が始まって、おそらく5カ月くらいかなと思うのですが、一切ものが噛めなかったので、歯がなくても食べれる噛まなくても食べれるものをずっと食べてました。今回はこの、最も何も食べれなかった時期に絞って書きたいと思います。

最愛の矯正グルメ


もはや、この世に食べれるものは何個あるのかな?というレベルで食べれるものがなかった時期。ということで、栄養は完全無視です。とにかく身体に入れられるものならなんでもいい、と割り切って食事してました。それでは歯がなくても食べられた私の矯正グルメをご紹介!

NO.1 豆腐
もうね、私の一番の仲良しは豆腐でした。一切噛まなくても舌でつぶして食べられる。なんならそのまま飲んでもなんとかなる!そして今は豆腐のおいしく加工された商品、スーパーとかにもめちゃくちゃ売ってるのです。
ちなみに私は相模屋さんの「ひとり鍋」シリーズに大変お世話になりました。いろんな味もあるので、たまに変化をつけたりしながら、ほぼ毎日食べていました。歯がない人、もしくは矯正で食べれない族にはおすすめ!
https://sagamiya-kk.co.jp/products/index_hitorinabe.html

NO.2 たまご蒸しパン
これ、もともと好きだったんですが、歯がなくても食べれてめちゃくちゃ嬉しかったもののひとつ。他のパンはたいてい外側が硬くて食べれないのですが、これはどこもかしこもふわっふわ。噛まなくても舌でつぶしてたべれます。そして甘くてなにしろおいしい!どのコンビニでもスーパーでも類似のものが売っているのも魅力のひとつ。いろんなコンビニでお世話になりました。
https://www.sej.co.jp/products/a/item/300186/

NO.3 とりあえずひき肉
食事らしい食事ができずお菓子みたいなものばかり食べざるを得なかったので、なんとか食事っぽいもので食べれるものないかなと思っていろいろ食べてみたところ行けたのが「ひき肉料理」。いろいろあるけど、ほぼひき肉だけでできてるものならいけます。
代表的なのは、ハンバーグ!なんなら安くて、そんなにおいしくなくていいから噛み応えのないゆるゆるハンバーグがありがたいです(笑)。あとは麻婆豆腐はひき肉と豆腐とのコラボレーションなので、食べれる×食べれるの珍しい素敵料理です。いっときいろんなお店で単品で麻婆豆腐を食べ歩くのを趣味のようにやってました。

NO4. チョコレート
お菓子は好きですが、実はそんなにチョコ派ではなかったのですが、なめていると溶けてくれて、かつ高カロリーで一気に糖分取れる感じがありがたかったのがチョコレート。クッキーみたいのがついてたら食べられないので、単純に板チョコとか、チョコだけの商品を良く買ってました。噛めないのでひたすら舐める。すんごい勢いでチョコレート食べてた時期ありました。
このタイプの個装のチョコは外出先でも仕事中でも食べやすくてよくお世話になりました。
https://www.meiji.co.jp/products/chocolate/03975.html

正直、食べれるのこれくらいでした。あとはヨーグルトとか、具のないスープ。懐かしのたまごボーロとか。明らかに流動食みたいなものですかね、とにかく舌ですりつぶせる、唾液で溶けるものが基準でした。

食べれなかったものいろいろ


逆に、食べれなくなったもので意外だったり大変だったりしたもの。まず私は歯とワイヤーの隙間にはさまるのが気持ち悪すぎて耐えられず、白米が一切食べられなくなりました。口をゆすいだ瞬間に歯の隙間に入ってた米がどわーっと出てきたのがトラウマになり(笑)、1年くらいは白米食べなかったと思います。あとは、パスタもまったく食べられなかったです。矯正始めた直後に友人と食事することになり、パスタ屋さんに入って頼んでみたけど、結局3本くらいしか食べられず、お店の方への申し訳なさで土下座しそうになりながら退店した記憶があります。麺類は全滅です。あとは野菜はどんなに柔らかくなってても、無理でした。葉物の野菜も噛めないので無理。ほぼ溶けてる液体みたいな野菜ならかろうじて、という感じでした。柔らかそうに感じる煮物とかもまったく無理。固形物はNG。スナック菓子も固くて無理。ふわふわのスナックも、噛めない私には無理。ポテトチップスとかも薄くてまったく噛めないので無理でした。こんにゃくゼリーも固くて噛めず。魚・肉とかも全滅でした。

とはいえ矯正グルメもいろんな時期がある


今思い出しても、結局この時期私はどうやって何を食べて生きていたのか、よく分からないです(笑)。とはいえ、2年2カ月の間には、いろいろ変化があって、少し食べれるようになる時期、またまったく食べれなくなる時期、だんだん食べれるものが増えて、最後はなんでも食べられる時期…。体重の変化もジェットコースターのようで、体型もおそろしく変化しまくった時期でした。食生活が乱れまくるのも矯正を始める場合は覚悟したほうがいいのかもしれないな。始める前はまったく考えてなかったけども。

食べられる幸せを人一倍感じている今


そして、その時を経たからこそ、今は食事がおいしくておいしくてたまりません。何を食べてもおいしくて幸福。もともと食べるの大好きなので、矯正のおかげで、今は、より食べる楽しみを感じてます。ちなみに「大人の矯正」は、まったく問題なく歯は動くし、私はおすすめできます。そしてこの物が食べれない状況も、私は子どもだったら訳が分からなくてつらかっただろうなと思ったりします。大人だからこそ自分で工夫できて、食べるものを選んで探して、なんとかできたなぁと。

「経験値をあげる」は意外とモチベーションになる


私は何事も「経験値があがった!」と思うと満足できる性格なので、矯正は人生の経験値を大いにあげる、面倒で大変で、でも意味ある時間だったと思ってます。「矯正グルメ」でいろいろ話ができるのもなかなかいいネタを手に入れたな、とも思ってます。今は食べられなくてつらい人も、明けない夜はないです。すぐ状況変わるんで悲観せず今食べれるものを目一杯食べましょう。そして、矯正関係ない人は、矯正ピーポーがこんな風に食べれずとも頑張っていることをぜひ想像し、応援してあげてください(笑)。


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