「まず決めることが先だよ」
昨日、仲間たちと時間を共に過ごす中でもらった言葉。
これからどう生きていきたいのか、何をしていきたいのかなかなか踏ん切りがつかないわたしに向けて
「なんか降りてきた!」と言って、発された言葉だった。
小さい頃から人前に立って何かをするのが好きだった。
リーダーシップを発揮して、仕切るのも好きだったし
後先考えずに「これやろうよ!」「あれやろうよ!」って言ってるような小学生だった。
小学6年生のとき、クラスの女子とごたついたのが原因で、自分を表現しないように、隠すように、押し殺すようになった。
表立っていじめられてたとかではないが
「表に出たら、目立ったら、また何か言われる」
という自分の中の思い込みがずっとあって、中学生活は大人しく、目立たないようにして過ごしていた。
高校生になって、そのボスだった子がわたしの生活にいなくなった。天国だと思った。
何をやるにしても、何か言ってくるような人はいない。
存分にリーダーシップを発揮できたし、自由だと感じた。
大学生になって、教育系のサークルで模擬授業をしていたときも、インカレに出たときも。
初めて何百人の前で授業をしたとき、すごく緊張したけど、すごく楽しかった。
人前で授業することも、プレゼンすることも、難なくできた。そのとき初めて、それはわたしの得意なことであり好きなことなんだと知った。
潜在的に、目立つこと、人前に出ること、注目されること、スポットライトを浴びることが好きなんだと思う。
ずっとずっと、「自分」を表現する方法を探していた。
【わたしを世界に表現する】
数年前から、そのことだけは自分の中に生きたい軸として明確に存在していて
その手段がなかなか見つかっていなかった。
お芝居で表現したいと強く思った時期もあった。
社会人劇団に参加して、演劇のワークショップに参加して、卒業したら東京の劇団に行こうかな?とぼんやり考えていた。
そのタイミングでヨガに出逢い、ヨガの面白さを知り、もっと学びたいと思ってLAVAに就職した。
もちろん、それもスムーズに決められたわけではなく、内定をもらってからも「本当にいいの?」という問いはあった。
ただ、ヨガはきっと、わたしの人生を豊かにしてくれる。
表現することは諦めず、ヨガの道でも模索しよう、いったん経験しようと思ってその道を選んだ。
そして、そんな会社を辞めて4ヶ月が経とうとしている。
ヨガはわたしの人生で、たしかに大事なものになった。
これからもずっと共にあるんだろうなという確信が今はある。
1年半の会社員生活を経て、「会社員向いてないな〜」ということと「自分でやっていきたいんだな」ということが分かった。
会社を辞めることが決まったとき
「自由だーー!!!」という喜びと、「わたしはこれからの人生、どう生きていく?」という問いが再び生まれた。
何にでもなれる、やろうと思えばなんでもできる。
今は常にそれができる状態にいる。
ただ不思議と、お芝居の熱はすぐには再燃してこなかった。
心揺さぶられる作品に出逢ったとき
その道に進みたいと強い動機が生まれた。
それが、これまでの人生で3回あった。
そのたびに芸能の道、お芝居の道を志してみて
けれど違う方向へと流れていった。
「なんか違うな」
「わたしにできるの?」
そんな自分や周りへの疑念があって
ずっと、なかなか踏み出せずにいた。
小学生の頃はお医者さんになりたいと思っていたけれど、それもドラマの影響だし
小さい頃からすごく影響を受けて育ってきた。
ドラマや映画という作品が好きで、女優さんたちがすごく好きだ。
何をみて、何を思って生きているのかを知りたいし
どんな世界に生きているのかを知りたい。
憧れであり、同じ世界に触れたいという願望だ。
マネージャーや制作スタッフという選択肢もないわけではない。
ただ、それはどこか「今の自分でもできること」と制限をかけているような感覚がある。
心からの信頼をもって、本当にやりたいことなのか?と問うと、そうではないような気がするのだ。
「自分を最大限に生かす」
「この肉体をもって、表現する」
「この人生を、この世界を、楽しみ尽くす」
その視点に立って、もう一度どう生きたいか問うてみると
やっぱり、わたしは人前に出たい。
スポットライトを浴びて、たくさんの人に見られて
その中心で輝きたい。
表に出て、舞台に立って、影響力を発揮したい。
「わたし」という存在を照らし続けたい。
形や手段は分からないけれど、
そのイメージだけは明確になった。
記録と、宣言として。
2024.06.24