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学生を助けることができて自分も癒された話。


嬉しいことがありました。
嬉しいというか、良かったー!って思ったことがありました。ほんとに泣きました。
こういう事実があることを、皆さんにも知っていただくためにもお伝えします。
ちょっと勇気がいりますが。

私は3月まで大学の研究室で事務の仕事をしていたのですが、そこに在籍していた学生からメールで連絡がきました。

メールを読んで、号泣でした。

その学生は卒研のため他大学からきていた男子学生でした。自分が研究したいことが叶う研究室が少なくここを選んだと言っていました。
研究室に通うために大学近くにアパートを借りて、大学4年で一人暮らしを始めました。

しかし、研究室の助教授からいわゆる〇〇〇〇に該当するであろう対応をされて、彼はどんどん変わっていきました。
ここでは内容は詳しくは記載しませんが、これから未来ある学生に、どうしてそんな態度なの?と私は嫌気がさしていました。

私は自分の仕事で精一杯だったのもあり、彼が気になっていたけど声をかけることもできずにいました。

ある日、その助教授が早く帰った時に、思い切って彼に声をかけて、今の状況を聞くことができました。

はじめは私のことを信用していいのか分からなかったんだと思います。私は助教授とも教授とも仕事以外繋がりはないからと、私はこの環境は変だからと彼に訴えました。
だいぶ私が一方的に話し込み、最後に彼が一言、
「ほっとしました」
とだけ、言ってくれました。

その後、特に彼と話し込むことはなく、休みがちになっていた彼が顔を出した時には「体、大丈夫?」と声をかける程度でした。

私が退職を決めたころには、彼は連絡も取れないほどで本当に心配でした。
助教授の執拗な彼に対する執着に、直接関係のない私も具合が悪くなるほどでした。

私が退職する時、余計なお世話かもしれないけど、彼にメールでお礼と共にメッセージを送りました。

ここだけが居場所ではないから
逃げていいから
嫌な人物からは離れていいから
私が辞めた後に復帰する職員にも伝えておくから、きっと味方になってくれるから

そのようなことを伝えました。

彼からは
その後大学の相談室へ行ったが具体的な行動が難しいと感じたこと、別の大学院試験を受けたが合格しなかったこと、それで四面楚歌になっている、うつ病と診断された
と私に対するお礼とともに伝えてくれました。

私が退職してから、新聞などで教授からの〇〇〇〇で自ら命をおとした学生の記事を読んで、彼のことがとても気がかりでした。

こちらからどう?なんて連絡するのはおかしいし、ただ彼の明るい未来を祈っていました。

そして先日、彼からメールが来たのです。

内容は、その後の経過と私に対するお礼でした。

今の研究室を離れることになったこと
新しい研究場所がみつかったこと
やっと大学院生らしい生活ができそうだということ
あの時、私に声をかけてもらったことで
今の自分の命があること
私のおかげで自分は間違っていなかったと気づいたこと

丁寧なお礼とともに報告してくれました。

もー、本当に良かった。

彼が自分の力で脱出したこと。
あんな状態でも彼が人生を諦めなかったこと。
私がおせっかいかもと思って声をかけたことで
彼の人生を前向きにできたこと。

本当によかった。

大学院生が潰れていく世の中はおかしいです。
教授たちの無責任さや、
ストレスのはけぐちを学生に向けるなんて、
そんなことをするなら研究室に学生を受け入れることはしてほしくない。
予算が欲しいから、実績が欲しいからってだけで学生を受け入れないでほしい。
厳しさはどんな時に必要なのか、履き違えてる大人が多すぎる。
未来ある学生を潰してほしくない。
自分と同じ志を持った、同じ研究に興味のある学生を大切に育てようとなんで思わないのか。
自分たちの意志を受け継いでくれるかもしれない学生をどうしてないがしろにできるのか。

先生方にも家庭があり人生があるのと同じように、学生にも大切なものがたくさんあるのですから。
どうか先生方も学生も、存分に研究ができる世の中にしていきましょう。
そう願うばかりです。

彼の人生を少しでも助けることができて、
私にもできることがあるんだなぁって
嬉しくなりました。

ほっとする報告に、
自分が癒やされていくのが分かりました。
もしかして私の使命は、こういうことなのかなって。

ちょうど今、読んでいる本は
まさにこういうことを伝えたいんだろうな。
パラレルワールドって知っていますか?


願いが届いたのかな。
周波数帯が変わったのかな。

彼が行動していったように、
私も行動しようって決めました。


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